3代目となった人気ラケットVCOREプロシリーズ。
ボックス系のクラシカルな気持ち良い打感、高いコントロール性、かっこいいデザイン性と3拍子揃っています。
一口にVCOREプロといっても、たくさんのスペックがあって、どのスペックが自分に合っているか迷ってしまいますよね。
私もどれが自分にしっくりくるのか、気になる3スペック
- Vコアプロ97
- Vコアプロ100
- Vコアプロ104
を試してみました。
今回はこの3スペックを
▶️ 打球感
▶️ 反発性
▶️ スピン性
▶️ コントロール性
▶️ 操作性
に着目し比較をしてみたいと思います。
スペックで迷っている方はさらっと目を通してみて下さい。
それぞれのスペックをおさらい
以下の通りです。
VCORE PRO 97 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
310g | 97平方inc | 27inc | 21mm | 16×19 | 310mm |
VCORE PRO 100 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 320mm |
VCORE PRO 104 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
290g | 104平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 325mm |
フレーム厚やバランス、重量に絶妙な違いがあり、その差がテニスにどう影響するのか興味深いですね。
打球感
シャフトのしなりでボールの「乗り」が強くやわらかい、というのが共通点。
違いは、しなり感とインパクトの強さ(スイングスピード)のバランスです。
97は僕のフィジカルだと、かなり良いインパクトができた時に最高の気持ち良さが味わえます。
100,104の方がハードルが低く、厚めにとらえることができれば「乗り」をしっかりと感じられます。
薄い当たりだと硬い感触が強くなりボールがあまりとんでくれないのも全て共通です。
反発性
僕個人的に最も反発性を感じたのが「100」です。
フェースサイズの大きな「104」が最も反発しそうですが、フレーム厚は100が一番厚いので、その影響もあると思います。
次に「乗り」と「反発」のバランスが「100」の方が自分のスイングスピードにマッチしているのかなと。
「104」だと乗りがイメージより長く「100」よりも飛び出しが悪く感じました。
「97」は振った分だけ飛ぶという感じで、楽をさせてくれる反発性はありませんでした。
スピン性
ボックス系にしては回転がかけやすいラケットだと思います。
スライス系は「104」がスピン系は「100」が好感触でした。
スライス系のスイングスピードだと「104」が最も乗りが感じられ、飛びだしていくタイミングもイメージ通り。
スピンに関しては「100」の引っかかり感が良く、特にサービスでかつてない・・・いや、若い頃のような「跳ね」を体感できました。
「97」は回転を意識するよりも、厚く当てて前へスイングするようなフラットドライブ系の球が良かったですね。
僕くらいのフィジカルであれば、「100」か「104」の方が扱いやすいと思います。
コントロール性
どのスペックも高レベルですが、ハードヒットをした時の安心感では「97」がもっとも高いですね。
試合を考えると僕の場合「97」のコントロール性を感じられるほどハードヒットはしないので、「100」が丁度よい感じです。
ダブルス前提で、あまり大きなスイングをしないなら「104」もありかと。
悩ましいですが、自分のプレーにあったものを選べる楽しさもありますね。
操作性
操作性は順当に
97 > 100 > 104
でした。
重量自体は104が最軽量ですが、トップヘビーなため、ずっしり感が一番ありました。
あっ、念の為補足しておくと、この3スペックでの比較で「104」の操作性が「悪い」わけではありません。
まとめ
以上、新型VCOREプロ、「97」「100」「104」の比較でした。
個人的に
- 試合で使うなら「100」
- テニスの打球感を楽しむなら「97」
- タッチのテクニックを駆使するなら「104」
を選びます。
皆さんはどうでしょうか?
本記事がVCOREプロ2021年モデルのスペック選びのヒントになれば幸いです。