3代目となったVCORE PROシリーズ。
3代目はテクノロジーの進化はもちろん、新スペックの登場でも注目を集めています。
どんなスペックが追加になったかというと、
ストリングパターン「18×20」の「VCORE PRO 97D」
フェースサイズを大きくした「VCORE PRO104」
こちらのスペックが新たに加わり、ハードヒッターモデルから、
「超ハードヒッター 〜 凡人ミドルヒッター」
まで網羅する層の広いラケットとなりました。
今回は凡人を代表(?)して、フェースの大きな104を試してきたので、40代一般週末プレーヤー視点で印象をまとめてみたいと思います。
【前提】新VCORE PROのテクノロジーをチェック
3代目はシャフトのしなりを徹底的に追求したモデルで、
- FlexCon System(フレックスコンシステム)
- Flex Fuse(フレックスフューズ)
- 2G-Namd Flex Force(ツージーエヌアムドフレックスフォース)
これらのテクノロジーがシャフト部に搭載されています。
詳細はこちらです。
VCORE PRO 104のスペックは?
VCORE PRO 104 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
290g | 104平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 325mm |
フレーム薄めのオーバーサイズラケットです。
中厚が流行している現在では珍しいスペックですね。
ファーストインプレッション
290gと軽量な部類になりますが、バランスがトップ寄りな為、意外なずっしり感があります。
ウォーミングアップの弱い当たりでも、ラケットの柔らかさ(しなり)を感じることができます。
一般的に「軽量」と呼ばれるラケットは弾き感が強く打球感も軽いものが多いですが、このラケットは薄ラケらしい「乗り」があって重厚感が損なわれていません。
ストローク
私くらいのパワーで軽く振ってもしっかりとしなりを感じることができ、VCORE PROの美味しさを味わうことができます。
特に良かったのが「スライス」です。
97にはないアシスト感があり、インパクトの精度が少し下がってもボールの質は下がらず、守備・攻撃共に有効的なボールが打てました。
中厚にはない柔らかさを感じながら、中厚に近い飛びがあります。
スピン系のボールも弾道が上げやすく、ちょっと薄いあたりになりやすい僕のスイングでもそこそこ推進力のある跳ねるボールが打てたと思います。
ボレー
アシスト力があるので、楽だろうなと思っていたボレー。
実際打ってみるとイメージとは違う難しさがありました。
何が難しかったかと言うと、オフセンターになるとシャフト部が「グニャ」として、ボールを弾き出してくれずに重く飛ばない印象がありました。
スイングの小さなボレーではしなりの良さが逆に難しさを生んでいる印象。
もちろんスイートスポットで捉えれば「掴んで飛ばす」気持ち良い感触なのですが。
サービス
サービスに関しても、スイートエリアの安定性というか、「やべっ!当たり損なった!!」という感触を感じにくく、再現性の高さが好感触でした。
ただ、97で感じたスピード感はありませんでした。
97では振ったら振った分しなり戻りがありましたが、104は乗っている時間が若干長すぎて反発が有効に使えない感じ。
なので、少し薄めに当てて、回転を使ってコースを突くプレーがやりやすかったです。
その為か1stの確率がかなり高く、結果的に安定したサービスゲームを展開することができました。
ラケット評価チャート
まとめ
「クラシカルな柔らかい打球感が好みで、中厚の硬い感じが苦手・・だけど、ラケットアシストも欲しい」
こんな要望に応えてくれるラケットです。
興味があったら試してみて下さい!
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別スペックのインプレはこちら
別スペックとの比較をしてみました。
試合で使いたいのは・・・