ボレーが苦手で嫌いだった頃、
- 窮屈
- 力が伝わらない
- 真ん中に当たらない
という症状に悩まされていました。
練習不足だったというのももちろんありますが、ある「呪縛」に縛られていたことも原因だったと今では思っています。
その「呪縛」から解放されてからは、若干の調子の波はあるものの、試合で使えるそれなりボレーになっています。
本記事では私を縛っていた固定観念と、それを払拭するイメージを紹介したいと思います。
「呪縛」となった固定観念はなんだった?
私を縛っていた「呪縛」はズバリ
「ボレーはラケットヘッドを立てて打つ」
という固定観念です。
昔々初めてボレーを打つ時にそんな感じで教えてもらった記憶があって、それが正しいと思っていたのですが、実戦で色々な高さのボールを処理していかなければならない状況では「呪縛」となってしまっていました。
これを矯正というか改善したのは、
「とにかく相手コートに返す」
ことだけを考えるようにしたことです。
余計なことは考えない、それだけ。
「ボレーは返球タイミングが早いからとりあえずコースを狙って入れれば崩せる」
と割り切ったのも良かったのかもしれません。
ボレー名人達を見てみると?
何枚か達人の画像を貼ってみました。
ラケットヘッドに注目すると、ボールの高さに合わせて力の入れやすい向きでインパクトしていて、完全に自由です。
こちらの動画でもそうですね。
高めの打点はラケットヘッドが立っていて、腰ぐらいの高さのボレーになると、完全に横を向いています。
コートに収めるため、高いボールは抑える必要があるので、ラケットを立てた方が打ちやすく、
腰ぐらいの高さだとボールを一旦持ち上げる必要があるので、ラケットを寝かした方がボールの下を捉えやすい
非常にシンプルです。
適した角度の確認方法
では、ボールの高さに応じたラケットヘッドの角度の確認方法をご紹介します。
最近壁打ちボレーの動画が流行って?ますよね🔽
Here’s a helpful solo drill. Let’s see what you got! Reply back with a video and I’ll provide some tips. Choose your hat wisely 🎩😉👊 #tennisathome pic.twitter.com/05lliIqh1h
— Roger Federer (@rogerfederer) April 7, 2020
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これちょいムズですけど、やってみると、
「楽にポコポコできる位置」
が見つかると思います。
それが適した位置(ラケットの角度)になります。
フェデラーの方は位置が低めなのでラケットが寝気味なのに対し、加藤選手は高めなので、ヘッドも立っているのがわかると思います。
腕力的に厳しい方は、ラケットを短く持てば楽に確認できますよ。
一つの確認方法としてよければ試してみて下さい。
まとめ
他にも、
「ボレーの時は手首の角度をxx度にして〜」
というような解説もあったりしますが、それを守ろうとしすぎて「呪縛」になってしまうと上達を遅らせてしまう可能性があります。
もし何かしらの固定観念(「ヘッドを立てる」とか「ラケットは振らない」とか)があったら、それを気にせず自由に打ってみると、改善されるかもしれませんよ。
「ボレーが難しい!」と感じている方のヒントになれば幸いです。
自分の中のボレーのチェックポイントをギュッとまとめた記事がこちらです。
苦手だったボレーをそこそこまで打てるようにしたポイントをまとめています。
スタバのコーヒー1杯くらいの有料記事ですが、前半は無料で読めますので、良かったら確認してみて下さい。