『ボレーの打ち方』というと次の3ステップで習いましたし、教えていました(15年位前)
- 軸足を横に向け身体の壁を作る!
- ラケットをボールのちょい上へ準備!!
- 踏み込みながらインパクト!!!
私もその一人ですが、こういう固定観念を持っている人は多いのではないかと思います。
しかしボレーの達人達の動画を見るとそうは打っていないように見えます。
ボレーが難しいと感じている方は間違ったイメージで打っているのかもしれません。
世界のトップがどのようにボレーを打っているのか動画をご紹介したいと思います。
ジェイミー・マレー選手のボレー動画
先日のデビスカップでダブルスに出場したJ.マレー選手のボレー練習を見ていると冒頭に述べたイメージとはかけ離れたボレーです。
スクールでコーチがお手本で魅せる?ような『上から下』へのスイングではありません。
極端に表現すると、『下から上』へのスイングに見えます。
飛んでくるボールの軌道を予測し、その延長線上にラケットをセットしそこから打ちたい方向へ運ぶイメージです。
打点がネットより低ければ「下から上」となりますし、ネットより高ければ「後ろから前」となり、決して「上から下」ではありません。
シューゾーさんはこの打ち方のほうがパワーが乗るんですよと解説してました。
でも才能がないと難しいと・・・
世界のトップでプレーする人が、敢えて難しい技術を使うのかな?という疑問があります。
世界中の注目が集まり極限のプレッシャーがかかる中で、再現が難しい技術を使わないと思います。
もしかするとコツさえ掴めば意外と簡単なのでは(と期待しています)
2018/1/13追記
ジェイミーマレー先生によるボレーに大切な3ポイント講座動画を添付します。
- 大きく引かない
- ボールを最後まで見る
- ラケットは高い位置にセットする
参考にしたいですね。
鈴木貴男選手のボレー動画
この動画でも分かる通り、日本のボレー代表鈴木貴男選手も自然に当てていて、身体をオーバーに横向きにはしていませんし、ラケットも上から下ではありません。
私には後ろから前に見えますし、最後は上へフォロースルーしています。
鈴木貴男選手のレッスン動画
レッスンでもはっきりと「上から下」に切りませんということをおっしゃってますね。
鈴木貴男選手 ボレー教材
まとめ
周りの環境によって醸成されてしまった固定観念は意外と強敵で、新しい考えや、技術を否定から入ってしまうことがあります。
なるべく新しい考え、技術を取り入れ、取捨選択しながら、成長していければ良いなと思っています(テニスに限らずに・・・)
そういうわけで下から上ボレー試してみます。