試合で惨敗を喫してしまう時に、「サービス力」と「リターン力」の差を痛感することが多くあります。
特にダブルスで。
もちろんその他のショットレベルも違うのかもしれませんが、
▶️ 相手のサービスがまともに返せない
▶️ 強烈なリターンに差し込まれていきなり劣勢
という展開になると、「何もできない」で終了することも。
先日実施したダブルスのマッチ練でも、リターンゲームの内容がお粗末で負けてしまい、リターン特化練習をメニューに組み込んで対策を図りました。
今までよりも負荷を上げた練習をしてみたところ、リターンの耐性が上がったというか、順応してきたというか・・
それまでとは違う感覚で打つことができるようになってきたので、
- 実施した練習方法
- その効果
をサクッとご紹介していきたいと思います。
これまでのリターン練習方法
これまでもリターン練習は一応やっているつもりでした。
その内容として、
✅単純なサービス&リターン(ラリーなし)
✅セカンドサーブからのラリー(サーブ&ボレーあり)
というのがメインで、プレッシャーも負荷も少ない環境でしか練習できていませんでした。
なので、普段の練習相手よりちょっとでもサービスの良い相手と試合をすると途端に精度が落ち、ミスを重ねてしまう傾向がありました。
負荷を上げたリターン練習メニューとは?
図のように、サーバーはサービスライン付近からサービスを打ち、それをリターンするというもの。
こうすることで、リターナーは時間が奪われますし、かつ、ボールの勢いも失速しにくいため、難易度がかなり上がります。
この練習であれば、いつもの練習仲間がビッグサーバーに変貌し、リターン強化を図ることができます。
トッププロの練習でも、コーチがサービスライン付近からサービスを打ち、選手がリターンする、仮想ビッグサーバー対策がありますよね。
段階的な練習がおすすめ
サーバーがいきなりフルパワーでコースを打ち分けると、リターナーは感覚をつかみきれず、ただのシゴキになってしまう可能性がありますw
私の場合は、
- フォア側
- バック側
- ランダム
という感じで、最初はコースを限定して練習し、感覚を掴んでいきました。
同じコースを反復することで、タイミング、体のリズムが鮮明になってきます。
フォア・バックそれぞれでリズムが掴めれば、ランダムに打たれても、反応良く対応できます。
おおげさに言うと、なにも考えなくても身体が反応する感じ。
この練習を通じ、
⏩ コンパクトなスイングで飛ばす感覚
を掴めた気がしています。
気になる効果は?
このリターン練習をした後のゲームでは、明らかに精度が上がりました。
まず、「余裕」が違います。
サーブ自体遠くから打たれていることもあり、時間的に余裕があって、落ち着いてリターンができます!
スイングもコンパクトにしたせいか、ミート率が上がり、もったいないリターンミスをかなり減らすことができました。
この練習を続けていれば、ちょっとしたビッグサーバーのリターンもそつなくこなせるのでは??と、期待大です!
まとめ
この日は非常に良い感触をつかめた、負荷高めのリターン練習。
リターンが苦手な人には是非試してもらいたいおすすめメニューです。
このまま感覚を忘れず、身についてくれれば良いのですが、きっと次の週末のテニスではリセットされちゃってるはず・・・
週末テニスプレーヤーの悲しい運命です。
反復して練習し、安定したリターンを身に着けていこうと思います。