今から2年ほど前、サービスキープにつながる工夫として、2016年全豪オープンの錦織選手をとりあげた記事を投稿しました。(→サービスゲームのキープ率を上げるための工夫〜錦織選手の作戦から学ぶ)
この方法を取り入れて試合にも挑戦しましたが、当時私の「サービスの考え方」に大きな欠落点があった為、劇的に変わるということはありませんでした。
しかし、あるきっかけで「サービスの考え方」を変えて練習を積んだことで、サービスゲームのキープ率を向上させることができました。
本記事では、
- 「サービスの考え方」を見直すきっかけ
- 見直しした結果どのように考え方を変えたか
- 考え方を変えてから始めた新たな練習方法
についてご紹介したいと思います。
「サービスの考え方」を見直すきっかけ
きっかけは2017全豪4回戦 <錦織圭vsフェデラー> です。
フルセットの大激闘となったすごい試合でした。
全体を通じた私の感想ですが、フェデラーはサービスをあっさりキープ、錦織選手はなんとかキープしているように見えました。
そして、そうさせているのが「セカンドサービス」のバリエーションと精度だと改めて認識しました。
(各種メディアでフェデラーの「セカンドサービス」は絶賛されていますが、この試合で再認識しました・・・遅い?)
当時の私のセカンドサービスの考え方(状態)
- 狙いはデュースサイドセンター気味にスピン、アドサイドワイドにスピンのみ
- 安全第一
- 相手がリターンをミスしてくれたらいいなぁ
情けなくもこれだけ・・・要はとりあえず入れることだけです。
これじゃキープ率低いわけです。
冒頭に上げた工夫も1stサービスの時しか機能していないわけですから大きな変化があるわけありません。
見直しをした結果どのように考え方を変えたか
フェデラーの様にとはいきませんが、自分から展開できるセカンドサービスがあれば試合を優位にすすめられそうだという野望を抱きました。
サービスキープ率向上というキーワードでは、
- 1stサーブからしっかり入れる
- 1st/2ndを同じように打って差をなくす
このようなことが重要と言われがちですが、両方守りのサーブとなってはキープにつながりません。
両方攻める意識をもってかつ入れる方針としました。
「入れるセカンド」から「攻めるセカンド」へのチェンジです。
考え方を変えてから始めた新たな練習方法
攻めるセカンドといっても、スピードとコースと・・・と高望みできるほどスキルはありません。
なので、「コースを狙う」ことだけにフォーカスして練習を積みました。
最も効果を感じた練習方法は、「ガチの試合をセカンドサービスだけでする」です。
やろうと思えば誰でもできますね。
全くプレッシャーがないサービス打ちっぱなしでセカンドサービスを練習するのと、入らなければ即失点というプレッシャーの中コースを狙う練習をするのでは、どちらのほうが早く上達するかは火を見るより明らかです。
この練習、最初は入れるだけしかできませんでしたが、継続しているうちに、「安定感を生むボールの捕らえ方」や「ボールにキレを出す回転の掛け方」といったテクニックも掴めてきました。
これらのテクニックをこちらの投稿にまとめてます。(私の血と涙と汗の結晶なので課金記事となっております。ご了承下さい)
この練習をコツコツ実施したお陰でセカンドでもコースを狙えるようになり、結果サービスキープ率をあげることができました。
まとめ
サービスキープに役立った練習方法のご紹介でした。
私はこれからもこの練習を続けてサービスを磨いていこうと思っています。
もし、より良い練習が見つかったら改めてご紹介します。
本記事が皆さんのサービスゲーム強化の一助になれば幸いです。
ボレーのテクニックについても投稿しています。こちらもどうぞ。