2021年から日本で発売が開始された、テクニファイバー製のテニスボール。
フリヂストンのボールを作っていた工場で生産されているらしく、実質ブリヂストン製テニスボールの後継とされています。
テクニファイバーのテニスボールは、
- X-ONE
- COURT
- NFX
のラインナップで、
X-ONE ⏩ XT8の後継
COURT ⏩ TourProの後継
NFX ⏩ NX1の改良版
となっています。
すでに、X-ONEとNFXは試していて、ブリヂストン時代よりも「ソフト感」が向上した印象がありました。
今回はCOURTを試したので、どんなボールだったのか、感想をまとめてみたいと思います。
COURTの特徴は?
X-ONE | COURT | NFX | |
素材 | フェルト:ウール・合成繊維 / コア:天然ゴム | ||
種別 | プレッシャーライズド テニスボール | ||
公認 | JTA公認 ITF公認 | ITF公認 | なし |
ITF公認球ということでグレードはNFXより上にあたります。
ちなみにこのCOURT公式サイトでは、
「ツアーボールのフィーリングを実現した練習ボール」
と紹介されています。
ちなみに公式サイトで、
X-ONEは「多数のプロ大会で使用されているプロ大会モデル」
NFXは「マイルドな打球感の高耐久練習ボール」
と紹介されています。
というわけで、COURTは試合練習に適していそうです。
COURTの打球感は?
このボールはウーブンフェルトを使っているので、毛羽立ちが良いです。
豆知識
テニスボールにはニードルフェルトとウーブンフェルトがあり、ニードルが不織布、ウーブンは織布の表面を毛羽立てたものです。
ウーブンの方が柔らかさはありますが、毛羽立ちやすく摩耗しやすいのが特徴。
一方のニードルフェルトは毛羽立ちにくく摩耗も少ないですが、打球感がちょっと硬めになります。
大きな大会などではウーブンフェルトが使われます。
打球感は非常にマイルド。
かといって柔いわけではなく、打ちごたえもしっかりあってボールのスピード感もあったと思います。
毛羽立ちがあるせいか回転のかかりも良かったですね。
地区の公式戦で使うボールに近い感触で実戦向きだと感じました。
COURTの耐久性は?
ダブルスのマッチ練習を2hした後の状態です。
結構毛羽立ちましたが、へたった感じはありません。
まだまだゲームで使える感じでした。
ゲームでおろしたボールを次回から練習用(球出しとか)にしても活躍してくれそうです。
ただ、フェルトが削れやすいので球出し専用であればNFXの方が良いかもしれません。
他メーカーのボールと比較
YONEX TOUR
こちらもウーブンフェルトで試合球に近い感触です。
ぼくの感覚ではTOURの方が柔らかめ。
冬場でボールが硬く感じる時期はこっちを選ぶかも。。
DUNLOP セントジェームス プレミアム
セントジェームスの耐久性を向上させた進化版。
セントジェームスよりもちょっとしっかりした打球感もあって使いやすいボールです。
COURTと結構似ているボールです。
まとめ
以上、テクニファイバー「COURT」のインプレでした。
試合練習用に向いているボールだと思いました。
ちょっと打ちごたえがある打球感が好きな方におすすめです。
興味があったら是非試してみて下さい。