2023年夏発売モデルで最も注目度が高いと言っても過言ではない、YONEXのパーセプトシリーズ。
発売前ですが試打する機会に恵まれ、個人的に気になっていた「100」と「100D」を打つことができました。
どちらも完成度が高く、打ちやすいラケットであることに間違いはありません。
ただ明確な違いがあったのも事実!
ぼくが気になっていたように、この2本の違いに興味がある方って多いと思うので、本記事ではこの2本を
- スペック面
- 打球感
- 攻撃力
- 守備力
- 操作性
上記の観点で比較をしてみたいと思います。
スペックの違い
PERCEPT100 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 320mm |
PERCEPT100D スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 18×19 | 315mm |
重量やバランスが若干異なります。
やはり注目はストリングパターンの違いですね。
100Dの「18×19」は市場に出回っているラケットの中でもかなり珍しいスペックです。
これが打ち出されるボールに結構影響を及ぼすんです!
打球感の違い
- 共通点
どちらも「面安定性」が高くブレが極めて少なく、クリアな打感です。
面安定性は高いのですが、硬いわけではなくしなやかさがあって打ちやすい。
こんな打感のラケットです。
- 違い
目が細かい100Dの方が打球感が重めで、100の方が楽に飛ばせます。
ストリングの撓みの強弱による違いだと思います。
次に引っかかり(スピン性)の違いも大きかったです。
当然目が粗い100の方が弾道が上がりやすく高さを出しやすいです。
100Dも回転はかかるんですけど、ぼくのフィジカルだと精度が上がらない感じでした。
フィジカル強めな方だと強烈なスピンが収まりやすくなるんじゃないかなと思います。
攻撃力の違い
おっさんなりに一生懸命スイングして、スピン系のボールで攻める!ということがイメージ通りやりやすいのは「100」でした。
引っかかりと反発のバランスが良くて、推進力と回転が両立した精度の高いボールが打てました。
ただ、相手が嫌がる(フラット系で)低めの弾まないボールが打ちやすかったのは「100D」でした。
なので、ぼくの場合
「自分の理想とするプレーで攻撃する」という目的なら100
「相手の嫌がるプレーで攻撃する」という目的なら100D
という感じです。
守備力の違い
パーセプトはボックス系に分類されるラケットですが、非常に反発性があって守備力高めです。
さらに面安定性の高さもあるので、走らされてギリ触れることができた!というようなボールの返球率も高かったですね。
比較をすると、100Dの方がストリングパターンが細かいぶん、ボールに弾かれない安定感がより強くあってコントロール性が高かった印象です。
操作性の違い
スペック上、重量は100Dの方が5g重いですが、それ以上にずっしりした重みを感じました。
ストリングが2本多い影響??
ちょっと重めの個体だった??
どちらなのかは不明ですが。。。
スピン系ショットの振りやすさという点では100の方が高かったです。
100Dはブロック系ショットの安定感がとても高く、ボールに弾かれないという点での操作性はこちらに軍配が上がります。
【参考】詳細インプレ
それぞれのインプレはこちらです。
まとめ
以上、注目のパーセプト100と100Dの比較でした。
プレースタイルによって良さが変わってくる感じで、一概にこっちが良いとオススメしづらい部分があるのですが、1つ言えるのは、
どっちも完成度が高く良いラケットであるということ。
ちなみにぼくが今この場でどっちを買うか問われたら、、、、
まだ自分の理想のテニスで強くなりたい欲があるので、100を選びます!
もしかしたら試合で相手が嫌なのは100Dなのかな。。。という一抹の未練はあるんですが。。
本記事がパーセプト選びの参考になれば幸いです。
余計迷わせてしまったらごめんなさい!