#SHIFTv1
「補う」ためのラケットはもう必要ない。
「導く」この1本を全てのテニスプレーヤーに。#新時代へシフトする #SpinIsIn pic.twitter.com/azmFaPom73— WilsonTennisJapan (@wilsontennisjp) July 14, 2023
Wilsonから発売された新シリーズ「SHIFT」
「すごくパワーがある」とか「すごく回転性が高い」とか何か突出した特徴があるラケットではなさそう
ということはプロトタイプのインプレをみて感じていました。
実際どうなんだ?
というところがひじょーに気になっていたので、実機を試してみました。
今回打ったのは目が細かいスペックである「SHIFT PRO」です。
早速詳細を語っていきたいと思います。
SHIFTのデザインは?
白ラケかと思っていたのですが、淡い水色?で角度によってはピンクも混じっていて綺麗な色味です。
スロート部分の「Wilson」ロゴが主張控えめで、デザインに溶け込んでいて統一感があり、個人的に好みです。
女子ウケも良さそう。
SHIFTの特徴は?
「補う」ではなく「導く」ラケット
というのがメーカーの謳い文句になっています。
発売前にメーカーの方が話していたのは、「スピードとスピンの両立」です。
シャフト部の「縦しなり」を強化し、スピンはかかっているけど弾道を上げすぎない(スピードを落とさない)ボール
を打つことにフォーカスしたラケットになります。
SHIFT PROのスペックは?
シフト99 プロ スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 99平方inc | 27inc | 23mm | 18×20 | 315mm |
フレーム厚は23mmですが、白系だからかもう少し厚いように見えます。。
ファーストインプレッション
ウォーミングアップをした感じ、感触が似ていたのは「CLASH」シリーズです。
独特のしなり感・柔らかさが感じられました。
反発性もそこそこある感じで、スペックの割に難しさは感じませんでした。
ストローク
強めのインパクトをするとより柔らかさを感じます。
しっとり系なので打球音は低め。
グッとしなってから適度な反発でボールが飛ぶ感じで、実力(フィジカル?)相応のボールが飛んでいく印象。
18×20ということもあり、弾道は上がりにくいですね。
ただ、スピンをかけるため縦系(バーティカル)スイングをした際にも柔らかさが継続されていました。
CLASHは縦系スイングをすると急に硬さが出てきて難しさがあったのが、SHIFTはそれがないですね。
あと、乗りが良いのでスライスの打ちやすさが抜群!!
滞空時間の長い、自分が打たれたら嫌そうなボールを打つことができました。
今回ぼくがSHIFT PROを試してみた理由に、自分のミスとして多いのが弾道の上がりすぎによるバックアウトなので、それが解消できるか?があります。
実際打ってみて確かにミスは減るけど、浅くなってしまうという別の問題がw
要は技術が足りないみたいです。。。
ボレー
ラケットのしなりが強く、よくボールが乗るのでボレーコントロールがしやすいです。
目が細かいせいか、面の安定感が高くてボールに負けない安心感もありました。
ドロップ系のボレーをする際にも、18×20とは思えない引っかかりが感じられて違和感なくイメージ通り打つことができました。
サービス
サービスで最も強く感じたのは、再現性の高さ。
スライス系のサービスが割と得意でよく打つのですが、キレすぎてワイドにフォルトというのが少なくいい感じに収まってくれました。
ただキレという点では、普段使っているラケット(16×19)の方がありましたね。
もう少しスイングが速ければキレも出つつ収まりやすいのかもしれません。
スピン系のサービスはフィジカル不足であまり跳ねてくれず。。
スライス系でリターンを浮かせるプレーがぼくには合ってました。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、SHIFT PROのインプレでした。
正直な感想を一言で表すと
CLASHの進化版?
です。
CLASHの柔らかさが好きで使っている(いた)人には扱いやすいんじゃないかなと思います。
- カンカン弾くラケットはちょっと。。。。
- 柔らかい打球感が好き!
- コントロール(再現性)の良いラケットが欲しい
こんな人達に試してもらいたいラケットです。
興味があったら打ってみてください!!