「精度の高いサービスが打ちたい!」
テニスプレーヤーの誰しもが思うことですよね。
高い精度のサービスって何?と考えると
「スピード」「コース」「回転量」「確率」
これらが「バランスよく高次元でまとまっているもの」と言えると思います。
- 超速いけど確率は10%位とか、
- 回転量はすごいけどリターンしやすいスピードとか、、
なにかが突出していても、どれかが陥没してるとなかなか精度をあげることができません。
このバランスを重視しながら試行錯誤したところ、
「フォーム云々よりボールの触り方」
が重要という結果にたどり着きました。
今回はぼくが大事にしている「ボールの触り方」を晒してみたいと思います。
直線的な弾道イメージをアンインストールする
1stをドッカンと打って2ndは当てるだけ・・
これではサービスの精度が高いとは言えません。
叩くイメージで打つサービスなんてほぼ入りませんからね。
たまに神ってる時に入るくらい。
どんな感じかわかりやすくて、面白い動画があったのでご紹介します。
今人気のねぱーるさんの動画です。
こんな感じでほぼセカンドサーブになって、攻められて終わる。。。
しまいには精神が崩壊してジャッジにも影響を及ぼすw
これでは試合で使えるサービスになりません。
曲線的な弾道イメージをインストールする
ボールに回転をかけ、曲線を描く弾道をイメージして落とす場所を狙う。
これが確率を上げる上で重要です。
曲線的な弾道イメージのメリット
いつも通り打ってるけどなんかネットが多いとか、ちょっとオーバー気味、、
こういうことは絶対誰にでもあります。
曲線的なイメージを持っていると、弾道の調整をすることでサービスの調子を整えることができるようになります。
回転を使って弾道を微調整するということです。
微調整が行えることで完全崩壊することが防げ、安定したゲーム展開が期待できます。
回転をコントロールする方法
①ボールを触る位置
当たりの厚さを調整というと難しいですが、
ボールを触る位置意識
することで調整が可能です。
例えばスピン系弾道弾道を上げたい場合、ボールの左下を触って右上に振り上げれば自然に上がります。

感覚をつかむにはベースライン上に膝立ちになり、相手コートのサービスエリアに入れる練習がおすすめ。
この時ラケットが地面にあたってしまう人は叩きつけるスイング(直線的弾道のスイング)になってしまっていると思うので注意して下さい。
ただこれではスピードは出せません。
前への推進力がなく、上への力しかないから。
前への推進力はボールの中心付近を触ることで出すことができます。

なので、先ほど触った左下から少し中心に寄せた

この辺を触ることで推進力を出すことができます。
スライスも同じで、

↑この位置だと曲がるけどチョリチョリ

↑この辺を触ることで
変化とスピードが両立したスライスを打つことができます。
僕自身日によって調子が変わるので、変化が少なくてイメージより相手を外に追い出せない場合は、少し外側を触る(当たりを薄くする)とか微調整を行っています。
②ボールを触る強さ
もう一つ大事な要素がボールへの当て方。
この当て方が「キレ」につながります。
強く当てるにはリストの脱力が絶対条件で、腕をムチのようにしならせてインパクトをすることが重要です。
これもただ強くあてれば良いわけではなく、自分でコントロールできる範囲、大体6~8割位(?)で当てる必要があります。
まとめ
- ボールを触る位置
- ボールを触る強さ
この「ボールの触り方」を意識することで自分のサービスは精度が上がったと思っています。
それまでは膝の曲げとか、リストのスナップとか、細かい身体操作の意識だったのですが、満足できる効果は得られませんでした。
サービスで悩まれている方は、試しに触り方をちょっと意識してみて下さい。
きっと違いがあるはず!
本記事がサービス精度向上のヒントになれば幸いです。
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