本記事は完全右利き視点で書いていますので、左利きの方はイメージを反転させてお読み下さい
アドサイドって名前の通りカウントがアドバンテージだったり、40-30や30-40といった大事なポイントになることが多いサイドです。
なのでアドサイドで「主導権を握れる」サービスを持っていることは、キープ率向上を上げるポイントです。
と、理屈では理解していたつもりですが、実は私アドサイドからセンターへのサービスがちょっと苦手・・
先日の基礎練で思いつきでやってみた、ちょっと変わった練習で良いイメージをつかむことができたので内容をまとめてみたいと思います。
これまで持っていた弾道イメージ
この動画の2本目のエースのような相手から逃げていくような弾道をイメージしていました。
サンプラスやフェデラーがよく使う印象があります。
この弾道を実現するためスライスを意識して打っていましたが、なかなかコースが定まらず安定して入らない状態でした。
実施した練習方法

方法は非常にシンプルで、
アドサイドから「ストレート」にサービスを打ち、だんだんサービスエリアへ向けてシフトしていく
というものです。
なんか原始的ですいみません・・
これまでは入れるべきサービスエリア内だけを見ての練習でしたが、サービスエリアの外から内へシフトする練習方法になります。
確認したのは、「体の回し具合」と、「ボールを触る位置」です。
この練習で、トップスライスを打つ位置を触れるとセンターへコントロールしやすいという感覚をつかめました。

また、ワイドを狙うときのように体を閉じたまま(横向きのまま)だと窮屈でセンターへ質の良い球が打てません。
少し体を開いた方が狙いやすいです。
練習後変化した弾道イメージ
仮想の的をセンターに置いて、シンプルに真っ直ぐ狙うイメージにすると意外に簡単にコースを突くことができました。
これまではスライスで曲げながらセンターに入れようとしていたので、私の技術では難易度が高かったようです・・
ちょっとイメージを変えただけで「そんなに難しくないかも・・」と感じられるようになりました。
イメージって本当に大事です。
実際に試合で打ってみて感じた効果

これまで勝負所ではワイドに跳ねさせるサービスを打っていました。
図で言う3,6狙いです。
リターンの強くない相手ならばこれだけでなんとかなったりもするんですが、相手のレベルが上がってくると、角度の突いたえぐいリターンを食らうことが多くなり、いきなり劣勢になることもしばしばありました。
ですが、センターに入れられるとリターンの角度を制限できるので、ダブルスでは特に有効です。
「スライス回転を掛けて相手から逃げるような弾道じゃないとフォアで打ち込まれるのでは?」
という不安感をもっていたのですが、図の1,4に入れられれば、相手は1,2歩動いてリターンをするので十分通用するということが体感できました。
また、相手の的を絞らせない意味でも良い効果があります。
まとめ
コースを打ち分けられると
- 相手の判断を迷わせる
- 相手の弱点を的確に突ける
- フォーメーションプレーの精度が上がる
と試合に使えることばかりです。
もっと精度が上げられるように練習を積んでいこうと思います。
もしアドサイドからセンターへ狙うのが苦手という方は、ご紹介した練習方法を試してみて下さい。