最近はSNSやネット情報が充実して、トッププロの色々な情報も良く分かるようになりました。
ストリングテンションもそのひとつで、気になる選手がどのくらいの強さで張っているのかも知ることができます。
本ブログでも2016年頃から錦織選手のテンション情報にアンテナを張っていて、
- 2016年ツアーファイナル
- 2018年ツアーファイナル
- 2019年全米オープン ←最新!
について数値を知ることができました。
ストリングテンションは気温や湿度といった環境条件にもよって左右されますので、大会期間中の気候も交えながらご紹介していきたいと思います。
2016 ツアーファイナルズのテンション
テニス365の記事によると3パターン記載があり、以下の通りです。
パターン1 | パターン2 | パターン3 | |
メイン | 45 | 44 | 43 |
クロス | 43 | 42 | 41 |
非常に緩いですね。
ブライアン兄弟は30ポンド台の時もあるという記載もありました。
大会期間中のロンドンの気候を検索してみると、最低気温3〜6度、最高気温9〜12度、湿度80%(大体の平均)と日本冬と大して差がないことがわかりました。
この気候条件もあり、かなり緩めになっているのかもしれません。
2018 ツアーファイナルズのテンション
🇯🇵錦織の張り「ニシコリ スタイル」‼ 最終戦で明かす3つの流儀‼https://t.co/aybRMehC2J pic.twitter.com/ZPXGdg3FTM
— tennis365.net テニス365 (@tennis365) 2018年11月14日
2018年のツアーファイナルに出場している錦織選手のテンションです。
パターン1 | パターン2 | パターン3 | |
メイン | 40 | 39 | 38 |
クロス | 38 | 37 | 36 |
2年前よりも緩くなっていますね。
パターン1を5本、パターン2,3を1本ずつ、計7本張りに出していたみたいです。
ちなみに、ツアーファイナル開催時のイギリスの気温はこんな感じです。
日本より少し寒いですが、やはり大きな差はないですね。
【最新】2019全米オープンのテンション
Stringing up @KeiNishikori’s Ultra 95 ⤵️ pic.twitter.com/RkUImvFSz6
— Wilson Tennis (@WilsonTennis) August 27, 2019
1パターンの情報しかつかめていませんが、
- メイン:ナチュラル 48ポンド(プレストレッチ10%)
- クロス:エレメント 45ポンド
のようです。
ファイナルズよりは硬めになっています。
大会期間中のニューヨークの気候は以下です。
ご覧の通り、日本の秋口という感じでしょうか。
ファイナルズとは20度近く違うので、テンションも結構違うんですね。
テンションについての考察
ポリストリングの登場で、ハイテンションで張らずともボールが潰せるようになり、ローテンションが主流になっているように感じます。
ローテンションのメリット・デメリットを考えてみると・・
メリット
- ボールが簡単に飛ぶ
- ボレーがしやすい
- サーブが走る(気がする)
デメリット
- コントロールが困難(バックアウト量産)
実は私もちょっと前(3-4年前)かなり緩めのテンションでストリングを張ってもらっていた時期がありました。40ポンドくらい。
しかしストロークでボールが飛びすぎる感覚があり、徐々に硬くして今は52ポンドで張ってもらっています。割と硬めです。
こうしてメリット・デメリットを比較してみると、緩く張るメリットがかなり優っているような・・・
ボールの飛びをコントロールさえできれば、テニスがパワーアップしそうな予感です。
まとめ
トッププロのパワーを持ってしてもテンションはそれほど高くないということがわかりました。
私達アマチュアならもっと緩くても良いのかなぁとか考えてしまいます。
プロの数値を参考にしながら、自分にピッタリのテンション探しの旅を続けようと思います。