日本テニス市場の新興勢力、トロライン (TOROLINE)のストリング、
✅ キャビア
✅ アブソルート
の2種を「打球感」「回転性」「反発性」「耐久性」「テンション維持性」の観点でガチンコ比較をしてみたいと思います。
まず、両方の特徴として、
- 細ゲージ(120)
- ストリングの断面形状が6角形
が挙げられます。
もっとあからさまな違いがあれば、「こんな感じなんだろうなぁ」と想像しやすいですが、似通っていて想像しにくいですよね。
私も実際に打つまでは、
細ゲージだから「反発性」が高くて、多角形状だから「回転」もかけやすいのかな・・
これくらいしか想像できませんでした。
実際に両方を試して、あからさまな違いを感じることができたので、詳細をまとめていきます。
トロライン ストリングに興味がある方は目を通してみて下さい。
打球感の違いは?
▶️ キャビア:歯切れの良い爽快な打球感
▶️ アブソルート:「乗り」の強いしっとりした打球感
どちらにも共通しているのが「柔らかい」ということ。
柔らかさがありつつ適度な反発があるのが、キャビア。
柔らかく「乗せて」コントロールするのが、アブソルート。
なので、アブソルートの方がずっしりした打ちごたえのある打球感となります。
回転のかかり具合は?
▶️ キャビア:引っかかり感が強く良くかかる
▶️ アブソルート:十分な回転はかかるが引っかかり感はそれほどない。
細ゲージということもあり、どちらも回転性は高いです。
違いとして感じたのは、「引っかかり感」です。
キャビアの方が多角形状らしい「ジャリッ」とした引っかかり感がありました。
アブソルートは「乗せて」回転をかける感じです。
コントロール重視ならアブソルート優位だと思います。僕は・・
反発性は?
▶️ キャビア:適度なアシストあり
▶️ アブソルート:乗せて自分で運び出す感じ
両者の最大の違いはここ「反発性」だと感じました。
くどいかもしれませんが、アブソルートは「乗る」ので自分で運び出す必要があり、キャビアよりもパワーが要ります。
飛びをアシストしてくれて、楽できるのは「キャビア」ですね。
どちらにするか悩んでいる方は、ここが大きな違いなので、好みの方を選んでくださいね。
耐久性は?
▶️ キャビア:(個人評価で)中の上
▶️ アブソルート:(個人評価で)中
アブソルートの方がノッチが早く出ましたね。(食いつくからかな・・)
120という細ゲージですが、私程度の週末プレーヤーであれば全然問題のない耐久性があります。
アメリカ出身のブランドなので、向こうのパワーにも耐えられる設計になっているんだと思います。
テンション維持性は?
▶️ キャビア:2週間で緩みが気になる
▶️ アブソルート:同上
ポリの細ゲージなので、緩みやすいのは「運命」なのかもしれませんが、僕がトロライン ストリングで唯一気になる点です。
打ち始め(張りたて)の打球感が良いので、劣化を感じやすいという説もありますが。
トータル評価
私の感覚で評価したレーダーチャートです。
ご参考までに。
まとめ
以上、トロライン 「キャビア」と「アブソルート」の詳細比較でした。
⏩ オールラウンドに扱いやすいのが「キャビア」
⏩ ストロークのコントロール重視なら「アブソルート」
が適しているように感じます。
僕は「キャビア派」です!
- 柔らかさ
- 引っかかり感
- 反発
のバランスに魅了されました。
トロラインストリングに興味が出てきたら、下記からご確認下さい。
それぞれの詳細インプレはこちらです。
ゲージは同じですが、印象は大きく違い、正直結構びっくりしました!