これってVCOREに興味がある人の9割くらいが悩むところではないでしょうか・・
僕は先に100を打って、
「きた!これだ!」
と思い、その勢いで予約をしましたが、だんだん「やばい98も気になるばい」というテンションになり、結局両方打ちました。
両方打つことで「今自分がラケットに望むことを」表現しやすいものがはっきりとしたので、試して良かったと思っています。
今回は、この2本の細かい違いに焦点を当て、
- 打球感の違い
- 攻撃力の違い
- 守備力の違い
- 操作性の違い
- 結局私はどちらを選んだか
についてまとめてみたいと思います。
同じ悩みをお持ちの方は目を通してみて下さい。
スペックの違い
VCORE 98 2021 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 22.5-23-21mm | 16×19 | 315mm |
VCORE 100 2021 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 24-25-22mm | 16×19 | 320mm |
数値的な差はごく僅かなんですが、打ってみると結構違います。
打球感の違い
まず共通しているのが、「柔らかい打球感」だということ。
100の方が引っ掛かりが強く、ボールの食い込みが弱い(軽めの打球感)です。
スイートエリア付近で捉えれば、だいたい同じ打球感で、当たり損ねた感が少ないのも良かったです。
ここは人によって「打感がボヤけている」という風にとらえられることもあります。
98は打球感に重厚感が増し、当たり損ねた時の「重さ」が強く感じられます。
芯でとらえてハードヒットをした時の柔らかくて引っ掛かりを感じながらボールが飛び出していく気持ち良さは断然こちらが上。
攻撃力の違い
僕のスキルでは今作の100は少しスピードが出しにくく感じました。
特にサービスで。
ストロークも同様なので、ガンガンエースをとるようなプレーより、抜群の回転性を活かし、相手に攻め込ませない安定したプレーを展開するのに適していると感じました。
98はラケットの重量感を活かせる感じで、自分で納得できるスピードのボールを打つことができました。
エースやエース級のボールで相手をシバき倒したい方はこちらが良いですね。
守備力の違い
「差し込まれた時」「体勢を崩された時」「ギリギリ触ることができた時」に、楽に返ってくれるのが100です。
98は当てるだけではなかなか深く返せず、難しさを感じました。
私は非力でしつこくプレーをしないとなかなか勝てないので、100の「楽さ」が良かったですね。
操作性の違い
ストロークで一球入魂のフルスイングをした時に感じる、「振り抜き」の操作性は重量を活かした98の方が気持ち良く振り抜けます。
100も全然悪くないのですが、抜けの良さで98に軍配が上がります。
別の視点の操作性、長い時間プレーしていてどうかですが、軽く飛ばせる100の方が体力的に楽で、最後まで振り抜けると思います。
結局私はどちらを選んだか
この記事を書いている今、プリンスのビースト98をメインラケットとして使っています。
約1ヶ月ほど前、草トーで1日5試合した日のこと。
後半は打球が重くて疲れがでてしまい、ボールを飛ばすのに非常に苦労するという、悲しい経験をしました。
ここは、いつもの2時間練習では気が付かない点でした。
この経験から、もう少しラケットに助けてもらいたいというのが、ラケット変えようかなと考え始めたきっかけ。
なので、98と100を打ち、100で間違いないという結論に達しました。
もし98がもう少し楽に飛ばせるようだったら、たぶん眠れていませんねw
まとめ
実際に両方を打ち、ひとつの目安として、
- 確率・守備重視→100
- 威力・攻撃重視→98
が言えると思いました。
皆さんがどちらを重視するかで検討してみると良いと思います。
僕は最近確率を重視したテニスを心かけているのもあり、「100」を選んで頑張っていこうと思っています。
皆さんはどっちを選びますか??
新型VCORE100と98どっちにしよう・・・