膝の曲げ伸ばしを使ってできるだけ高い打点でとらえましょう!
威力のあるサービスを打つには、「高い打点」の方が良いというイメージがあるかと思います。
私自身、威力あるサービスを打ちたくて、
- なるべく高い打点で
- 下半身で作ったパワーをぶつける
というイメージを持ってずっと練習をしてきました。
練習と年齢を重ねるにつれ、だんだん問題が・・
それは、「肩の痛み」です。
ひどい時はサービスが打てないほどまでになってしまい、サービスの見直しを行いました。
そこで発見したのが、本記事のタイトルでもある、
「サービスの打点はちょっと低めが良い」
ということです。
ちょっと低め打点が、「何故良いのか」「どう良いのか」についてまとめていこうと思います。
高い打点で打とうとすることのデメリット
「ちょっと低い打点」で打つようにしてから気づいた内容です。
✅肩に強い負荷がかかる
✅インパクトの再現性が低い
✅初速は速いがバウンド後伸びない
肩に強い負荷がかかる
これは高い打点で捉えるために、ほぼ頭の真上にトスと上げていたことに原因があると思っています。
頭上に上げてしまうと、首から肩にかけての角度が保てなくなり(狭くなってしまい)、そのまま肩を回すことで負荷を高めてしまいます。
ケガにつながるので、気をつけなければならないポイントです。
インパクトの再現性が低い
高い所でとらえるには、トスも高く上げる必要があります。
トスを高く上げるということは、ブレも大きくなってしまいます。
さらにタイミングを合わせて打つことも難しくなってしまうので、結果再現性が低くなってしまいます。
私の場合、日によって全然当たらない、タイミング良く打てないということがありましたが、低めに変えてからはムラがなくなってきたと感じています。
初速は速いがバウンド後伸びない
最高到達点近くから打つ場合、そこから上へ振り上げることは至難の業です。
ていうかほぼムリ。
なので、打ち下ろし型になって回転がかからないボールになってしまいます。
すると初速はそこそこ出るものの、バウンド後失速して簡単にリターンされてしまうことが多かったです。
ちょい低め打点のメリット
基本的にさっき挙げたことの逆なんですが、恩恵を感じている順に並べると、
- 肩が痛くない
- サーブの安定感が増した
- 伸びが出るようになった
という感じです。
痛みがなく打てるというだけで、めちゃめちゃ楽しいです。
次に安定感。
高い打点を意識している頃は、ボールに飛びつくようなイメージを持っていましたが、ちょい低めを意識してからは、「自分が楽に振れる打点」にトスを上げるようにしました。
これが良かったのか、調子の崩れが少なくなった気がしています。
次はボールの伸び(跳ね方)。
ちょい低めでとらえる事で、自然に上へ振り上げることができ自然に順回転がかかるようになった感じがします。
バウンド後の跳ねが出るようになりました。
試合ではどっちが使える?
初速のだけなら、「高い打点」で一生懸命振った方が速いと思いますが、
- 確率(再現性)
- リターンの打ちづらさ
を考慮に入れると、「ちょい低め」打点の方が実戦向きですね。
リターンは必ずワンバウンドで打つショットなので、初速よりもバウンド後の方が重要です。
参考動画
ちょい低め打点を習得するのに良さそうな動画がこちらです。
鈴木選手の解説がわかりやすいので、ご参考にどうぞ!
まとめ
私は怪我をして打点の見直しを余儀なくされましたが、怪我はしない方が良いので、
「サーブでちょっと肩の違和感を感じる」
という人は早めに打点の見直しを行うことをおすすめします。
無理して高いポイントでとらえず、楽な位置で自然でとらえる方が、
✅安定感
✅スピード
✅伸び
のトータル力は向上すると思います。
「トータル力の向上」がちょっと低めの打点を推奨する最大の理由です。
機会があったらぜひ試してみて下さい。
今のはちょっと打点が低いです!