自分のプレーの幅を広げる為、実戦でサーブ&ボレーをしまくってみました。
これまでもたまにサーブ&ボレーは使ってきましたが、アドサイドからワイドにスピンサーブを打ちオープンコートにボレーというパターンが90%以上で、試合後半になると相手に対応されてしまう事が多々ありました。
サーブ&ボレーは短い時間でポイントを取ることができる作戦です。
私はもう若くないのでサクッとポイントを取ることができる作戦を身に付けることは、今後のテニスに役立つと思い「サーブ&ボレーしかしちゃ駄目縛り」を決行。
こういう縛りを作ると、その縛りの中でどうしようか考えるため、今までに思いつかないアイディアが浮かんできます。
今回新たに得ることができたヒントをご紹介したいと思います。
目次
ご紹介したい配球と対応パターン&注意点
1.デュースサイドワイドへのサービスからのサーブ&ボレー2パターン
2.アドサイドセンターへのサーブからのサーブ&ボレー
3.デュースサイドセンターへのスピンサービスからのサーブ&ボレー
今回これらパターンについて、「やられてしまうボール」「相手が打ってくるコースの傾向」「相手が嫌がる配球」について気づきを得ることができました。
1.デュースサイドワイドへのサービスからのサーブ&ボレー2パターン
スライスサーブを使ってワイドへサービスを打っていきます。
スライスの掛かり(ラケットへの引っ掛かり)具合で、相手が打ってくるリターンのパターンに違いがあることに気がつきました。
パターン1:相手を完全にコートから追い出すようなキレッキレのスライスサーブが打てた場合
このパターンでは、ほとんどクロスへのリターンでした。
なので下の図のようにオープンコートに打つことで相手を追い込んでポイントをとることができます。
相手を動かして崩すパターンです。
パターン2:スライスの切れがあまく相手をコート外に追い出せなかった場合
サーブがあまくなってしまうと、ストレートへのリターンが倍増しました。
しっかり踏み込んで打たれるのでボレーの難易度もぐっとあがります。
さらに相手をコート外に動かせていないので、大きなオープンコートもありません。
最初はリターンエースをもらったり、無理にクロスへ持っていこうとしてボレーミスを繰り返してしまいました。
ここで、ストレートへ打たれたら無理せずそのコースへ返す作戦へ変更(下図参照)
踏み込んで打ったボールでスピードがあるため、相手がいる場所へ返球しても、「構えて打つ時間」を奪えるので、次のボールがこちらのチャンスになり易いことを発見しました。
時間を奪って崩すパターンです。
同じスライスでもサーブの質で2パターンの配球を意識していこうと思います。
2.アドサイドセンターへのサーブからのサーブ&ボレー
このパターンでは1stボレーのコースに気づきがありました。
下図の様にリターンに角度がつきにくいので、ボレーでの角度をつけるのが難しい印象でした。中途半端に角度をつけるとカウンターで抜かれてしまいます。
このパターンでの発見は「センターに深く返す」配球です。
センターへ深く返せた場合は、相手が下がりながらのショットとなり浮いたボールやロブが上がってくることが多く得点に結びつけられる確率があがりました。
ただ1stボレーが浅くなるとただのチャンスボールとなってしまうのが難しい所です・・・
ボレースキルをあげるしかありませんね。
3.デュースサイドセンターへのスピンサービスからのサーブ&ボレー
次はセンターへのスピンサービスからネットへつくパターン。
このパターンは反省点(注意点)を記載します。
ボレーに出ることを意識しすぎて、スピンの掛りがあまくなるとぶっ叩かれます。
私は叩かれないように、しっかり弾ませるように注意しました。
このパターンでは、サービスのスピードは遅い方がネットに詰める時間ができるので効果的です。
フェデラーのサーブ&ボレー動画でイメージトレーニング
凄すぎて参考にならない・・・
まとめ
サーブ&ボレーは反射的に対応しなければならない要素が多いので、ここに来たらあそこに打つといった「決め事」があるとスムーズに動くことができます。
今回の気づきを活かし、サーブ&ボレーの配球を考えたバリエーションを増やしていこうと考えています。
皆さんのサーブ&ボレーへのヒントになれば幸いです。