ここ1ヶ月ほど、テニス基礎力向上を狙って、「セカンドサービスからのポイント取得率を意識した練習」を行っています。
この練習方法は、昔々通っていたスクールでのレッスンメニューだったんですが、当時は大嫌いでした。(理由は後述します。)
人生折り返し始めて少し考え方が大人になったのか、
「あのメニュー、もしかしてすごく大事なんじゃないだろうか」
と思うようになって取り組んでいる次第です。
久しぶりにやってみてもやはり苦手で上手くできず「イライラ」することもあるのですが、伸びしろととらえて継続しています。
続けているうちに、だんだん今までとは違う感覚が芽生えてきて、プレーの質が上がってきたような実感があります。
私と同じように、
- 好調不調の波が大きい
- プレーの安定感に欠ける
こんな悩みがある方には、良い練習方法だと思うので、共有します。
ただし、本当に”地味”なので、そのつもりで読んでくださいね。
セカンドサービスからポイントを重ねるには?
プレーの安定感を上げるためには、「セカンドサービス」でいかにポイントがとれるかがカギになってきます。
セカンドサービスになるとどうしてもラリー戦になります。
なので、ラリー戦を制することができないとセカンドサービスからポイントを重ねることが難しいです。
では、ラリー戦を制するためには・・・?
「威力のあるストロークでエースをとる!」
というのが理想ですが、アマチュア週末プレーヤーではなかなか厳しい案件です。
手堅く考えると、「相手よりミスしない」という”地味”でワクワクしないw戦略が見えてきます。
本記事でご紹介するのは、この「ミスをしない」ための練習を、条件付きで行うというものです。
練習方法
では早速練習方法をご紹介します。
- サービスはセカンド1本
- 有効範囲はシングルスコート半面
- あとは自由
これをポイント形式で競うというものです。
僕らは、
サーバー固定
1ポイント毎にサイドチェンジ
10ポイント先取
という形式でやっていますが、ここはご自由にアレンジして下さい。
これだけです!地味でしょ!?
この練習、半面というところが重要で、
お互いそれほど左右に動かないので、ラリーが長くなる傾向があります。
で、相手を動かすには前後の揺さぶりを入れたり、よりシビアにコースを狙う必要があって考えないとポイントが取れません。
普通のシングルスコートなら「なんちゃって」で入っていたショットも見事にミスとなり、難易度はかなり高いです。
- 長いラリーを集中する能力
- 正確にコースを突く能力
を養うことができる練習です。
昔この練習が嫌いだったのは、気持ち良くスイングするとミスばかりで全然ポイントが取れず、イライラするからw
おっさんになった今は、そのイライラをグッとこらえて頑張ってます。
この練習に付き合ってもらっているのは、ストロークの安定感に長けたテニス仲間です。
始めたてのころは、2-10とか、4-10と惨敗。
ただ繋げるだけ、と思ってもボールとタイミングが合わなかったり、ちょっと深い厳しいボールが来るだけで簡単にミスってしまいます。
自分の基礎力の低さを痛感しました。
なんとかポイントをとる為に実践したのが、ネットの上1mくらいの高さを通して要らないミスをしないこと。
ムーンボールも取り入れたんですが、ちょっとアウトというミスが続いたので、まずは徹底的にミスらないことを意識しました。
こうすることでだんだんラリーが長くなり、少しづつ仕掛けができるように。
ですが、仕掛けをするとまたミスが・・
今度はサイドラインを割るミスの連発。
これに対しては、弾道のイメージを作ることで安定感を出すことができてきました。
変えたのは、落としたいところを点で狙わず、ネット上のどこを通してそこへ落とすかのイメージを加えたということです。
これらを意識することで、結構競れるようになってきました。
課題:サービスゲームがとれない
この練習、自分がサービスの時に勝つのが非常に難しく、お互いリターンの時に勝てるという感じです。
私の中でサービスは得意なショットですが、この練習ではサービスが1本しかないので、どうしても安全に入るサービスを打つしかなく、プレッシャーがかけられません。
「もっとコースが狙えるセカンドサービス」も課題です。
セカンドサービスからでも安定してポイントが取れると・・・?
この練習を通してセカンドサービスからでもポイントがとれれば、
- 1stサービスをより攻撃的に打てる
- 1stの調子が悪くても崩れにくい
というような効果も期待でき、サービスゲームの強さを底上げできると思っています。
その他の効果
セカンドサービスからのポイントにフォーカスしてきましたが、リターンの精度を向上させる練習にもなります。
この練習、相手がリターンミスをしてくれると本当に楽になります。
1stサーブが打てない状況なので、実際の試合よりもそれを痛感できました。
まずは相手コートに返すことから始め、余裕が出てきたらコースを狙ったり、少しボールスピードを上げてみたりすることで、自分の力量にあったリターンを見つけることができます。
まとめ
この練習を通じ、改めて自分の基礎力のなさを実感しました。
めげずに反復練習していくうちに、
「このくらいのパワーで打てばほぼ絶対入る」
という自分のベースとなるボールが分かってきた気がしています。
これは大きな収穫です。
”地味”で爽快感皆無な練習ですが、基礎力向上には効果がある練習です。
- 「ミスらないテニス」
- 「手堅いテニス」
- 「負けないテニス」
を目指す方は是非やってみて下さい。