
2019年大躍進した、ロシアのダニール・メドベージェフが使用しているラケット、テクニファイバーのT-FIGHTがリニューアルされます。
日本人選手では、スーパー綺麗なテニスをする守屋選手が使っていますね。
白基調のラケットでデザイン性が良く、私の周りでは「通」な感じのプレーヤーが使っています。
ボックスフレームを採用していて、「打球感」と「コントロール性」を重視したモデルです。
T-FIGHTはテクニファイバーのフラッグシップモデルで、ラインナップが豊富なので、
「ボックスフレームは厳しいかも・・・」
と心配している人でもしっくり来るモデルが見つけやすいところも魅力です。
2020年のニューモデルは、「ボックスフレームでパワーを出す」ための新技術が搭載されている模様です。
本記事では、NEW T-FIGHTの
▶️デザイン
▶️新技術の詳細
▶️ラインナップ詳細
▶️スペック詳細
に焦点を当てて情報を整理していきたいと思います。
デザイン

他メーカーのモデルチェンジに比べ、デザインの変化が小さめ。
使われてる色は同じで、レッドやブルーのラインの入り方が変わっています。
ゴテゴテしてなくて、シンプルで良いですね!
新技術詳細
では、ボックスフレームでパワーを出すための技術です。
rs Section

一般的にボックスフレームといえば「四角形」ですが、それを「五角形」に再設計。
これにより、インパクト時の安定性と快適性を向上させています。
YOKE CONNECTIONS

シャフトとフェースをつなぐ部分の形状を見直し、強度を上げ、
✔︎ パワーロスの抑止
✔︎ コントロール性の向上
を実現させています。
フレームの構造と、それをつなぐ構造を変えて、パフォーマンスの向上を図っています。
ラインナップとスペック
- T-FIGHT rs 315
- T-FIGHT rs 305
- T-FIGHT rs 300
- T-FIGHT rsL 295
- T-FIGHT rsL 280
- T-FIGHT rsL 265
6機種展開となっています。
それぞれの詳細スペックがこちらです。
T-FIGHT rs 315 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 310mm |
T-FIGHT rs 305 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 18×19 | 325mm |
T-FIGHT rs 300 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 320mm |
T-FIGHT rs 295 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 325mm |
T-FIGHT rs 280 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
280g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 325mm |
T-FIGHT rs 265 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
265g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 330mm |
スペックで面白いのが、315と305の違い。
イメージ的に315が最もハードそうですが、
✅フェースサイズ
✅ストリングパターン
✅バランス
を比べると、
✔︎フェースサイズ:98平方インチ
✔︎ストリングパターン:16×19
✔︎バランス:310mm
✔︎フェースサイズ:98平方インチ
✔︎ストリングパターン:18×19
✔︎バランス:325mm
というセッティングになっていて、絶妙なんです。
個人的には305の方がハードなんじゃないかと・・
守屋選手はもともと305を使っていたみたいですが、よりパワーを求めて315に変えたそうですよ。
どんな違いがあるのか非常に興味深いです。
まとめ

発売は2020/9/18予定です。
今現在、私の中で「98平方インチ300g」がブームなので、T-FIGHT300は後光がさして見えていますw
打ってみるのが楽しみです!
T-FIGHT rs 300を実際に試してきました!
弱い当たりでは「弾き」強い当たりでは「掴み」が現れる新しい打球感を持ったラケットでした。
詳細なインプレはこちらです。
予約始まってます
余談
現在テクニファイバーブランドは、ブリヂストンスポーツが販売権を有していますが、2021年からはラコステに販売権が移ります。
ブリヂストンスポーツはテニス事業から撤退するそうです。
【#BRIDGESTONETENNIS】2020年最終販売となります。https://t.co/9xERWHKwoN pic.twitter.com/0qHjBPCdyX
— テニスプロショップ ラフィノ (@Lafino_Official) July 8, 2020
ブリヂストンといえばラケット以外にも、「XT8」や「NX-1」といったボールも有名でした。
これらに関しても、テクニファイバーが引き継ぐようです。
ラコステといえばジョコビッチ。
ジョコビッチがテクニファイバーに変えちゃったりして・・?
今後の動向に注目ですね!
T-FIGHT rs シリーズ Q&A
- T-FIGHTってどんなラケット?
2019年からの活躍が目覚ましい、ロシアのダニール・メドベージェフ選手が使用しているラケットで、ボックスフレームならではのコントロール性に定評のあるモデルです。(詳細はこちらの記事でご確認下さい)
- T-FIGHT rs 2020の特徴は?
パワーのあるボックスフレームをコンセプトに開発されました。ボックスフレームは一般的に四角い形をしていますが、インパクト時の「安定性」「快適性」を求め、五角形に設計されています。(詳細はこちらの記事をご覧下さい)
- T-FIGHT rs 2020のラインナップは?
「T-FIGHT rs 315」「T-FIGHT rs 305」「T-FIGHT rs 300」「T-FIGHT rsL 295」「T-FIGHT rsL 280」「T-FIGHT rsL 265」の合計6機種展開になります。(それぞれの詳細スペックはこちらの記事でご確認下さい。)