2018年春に発売されたSRIXONのREVO3.0シリーズの最新作を打つことができました。
和製ピュアドライブとも称され、SRIXON独特の柔らかさと抜群の操作性、程よい飛びと非常に扱い易いラケットで人気のあるモデルです。
そのシリーズにスピードを重視した’F’が追加されたという情報を仕入れ、ラケットマニアの血が騒ぎ、早速打ってみました。
これまでの黄色ラケットとは明らかに異なる打球感を感じることができましたので、詳細をレポートします。
デザイン
これまでの黄色ラケットのイメージを一新する緑ベースラケットとなっています。
また、スロート部分にREVO3.0独特の「くぼみ」もこの3.0Fにはありません。
片手バックハンダーとしては、あのくぼみに指を入れるのが結構好きだったのですが・・・(私だけかな・・・)
このくぼみの差がどれほど打球感に違いを及ぼすのか楽しみです。
スペック
スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-26mm | 16×19 | 320mm |
スペック上はFなし黄色モデルと同様です。
違いは搭載されているテクノロジーだけのようです。
ファーストインプレッション
これまでのREVO3.0シリーズと比較すると、打球感は明らかに硬質。
関連記事:【SRIXON】REVO V3.0インプレ〜ピュアドライブとの比較
ミニラリー、ボレーボレーの時点で「弾きの強さ」を感じました。
ボレーボレーは簡単に飛んでくれて扱い易い印象でした。
ストローク
やはり「硬質」さは感じられます。
カチカチでラケット面に全く乗らずに弾いてしまうか?といえばそうではなく、SRIXON特有のボールを掴む感じはあるので、弾きすぎという印象は残りませんでした。
ただ黄色モデルに比べると乗りは少ないので、ゴリゴリに回転をかける人には弾きが早いと感じられるかもしれません。
私も少しそれを感じましたが、ボレストのストロークでライジング気味にフラットドライブを打つ場面ではこの弾きでいい感じのボールを打つことができました。
ボレー
ネットより高い位置から叩く系のボレーにスピードが乗り非常に好感触でした。
スパンと気持ちよく飛んでくれます。
ローボレーでは思ったより飛んでしまう感じで、アウトが多くなってしまいました。
アンダースピンをかけ、タッチでボレーをコントロールする人より、厚く当てて早く攻めるプレーをする人に向いているのかなと個人的には感じました。
サービス
厚く当てたフラット系のボールにスピードが乗ります!(確率は一旦置いといて・・・)
フラット系のサービスが確率良く入る人であればすごい武器になるのではないかと思います。
ストリングパターンは16×19で黄色モデルと同一なのですが、思ったような引っ掛かりを感じませんでした。
回転で相手を翻弄したいのであれば、黄色の方が良さそうですね。
試打動画
ストローク編
ボレー&サーブ編
ラフィノさんの試打動画です。メーカーの方からの開発コンセプトも聞けるので楽しいですね。
ラケット評価チャート
個人的にはバランスのとれたくせのないラケットと評価しました。
REVO 3.0 ラケットフィーリングインタビュー
REVO 3.0シリーズを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。皆どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
このラケットは早いタイミングでフラット系のスピードボールを打ちたいプレイヤーにマッチすると思います。
ダブルスに於いても、相手のボレーに対して合わせて早いテンポで「タタン」と処理したい時など扱い易さを感じられるのではないでしょうか。
REVO 3.0シリーズには「Tour」がついた、よりツアースペック(競技者向け)ラケットがラインナップされていました。
以前打った感想として、REVO3.0とは全く別物という印象を持ったのですが、この3.0Fはその中間に当たるのではないかなと感じました。
関連記事:【SRIXON】REVO V3.0 TOUR インプレ