2018年クレーシーズンの休養からツアー復帰したフェデラーが使用しているNewプロスタッフ。
芝シーズンで華麗なプレーを魅せつけてくれていて、「これを使えばあんなショットが打てるような気がする」とアフォな妄想をしながら試打をしてきました。
Federer 6-0, 16 minutes.
5 points lost. pic.twitter.com/IYoWHxTQsn
— José Morgado (@josemorgado) 2018年7月9日
それでは早速レポートをはじめます。
デザイン
ホワイト&ブラックで私個人的には好みです。
フレームの塗装は好評ベルベットコーティング。
マットでしっとりしていていいですねー。
スペック
スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 97平方inc | 27inc | 21.5mm | 16×19 | 310mm |
315gと軽いものではありませんが普段使いのラケットが310gなので、ちょっと持ったところではそこまで重量を感じることはありませんでした。
ファーストインプレッション
素振りをした感じでは、良い振り抜きでスムーズに打てそう!という期待を持つことができました。
実際にミニラリー、ボレーボレーを打ってみると、「か、硬い」という印象。
ストリングが50pと少し硬め(私にとって)なセッティングのせいもあり、ちょっと厳しめ・・
また、ボレーボレーでラケットの重さを感じました。
普段使い慣れたラケットと5gしか変わらないのですが腕が疲れてくるんです。
硬く飛びが抑えられているので、すこし力が入ってしまったのかもしれません。
フォアハンド
しっかりとボールに入れ厚く捕らえたときの感触はめちゃめちゃ良いです。
ラケットの撓りでボールをホールドし安心して振るスイングをすることができました。
でもそれが打てたのは割と余裕があるボールだけ・・・
振られて余裕がなかったり、タイミングが合わずにインパクトでパワーを乗せきれない時は硬い打球感となり、へろへろなボールになってしまうことが多かったです。
弾道はイメージよりも低めに感じました。
私がこのラケットで試合をするとしたら、ライジング気味に捕らえ低い弾道で時間を奪うようなフォアで展開すると思います。
バックハンド
フォアハンド同様厚く捕らえられた時の感触は最高。
バックハンドでは、ストレートへのダウンラインが火を吹きました。(自分の中では)
サイドへ切れることなく、狙ったところにビシっと打ててなかなか快感でございました。
面安定性が優れているんでしょうね。
ボレー
厚い当たりのボレーでは面ブレせず、相手のスピードを利用した鋭いボレーを放てました。
これは良かったのですが、スピードの緩いスピン系のボールが足元へ沈んで来た時の対処が超難でした。
黄金スペックの所謂飛び系のラケットであれば、面の端っこでも当てておけば返るという気がするんですが、プロスタッフはごまかしてくれませんでした。
サービス
得意であるスライスサービスの切れについてはイメージ通りで違和感なく打つことができました。
ただラケットを振り上げる動作のところで少し重さを感じました。
普段より純粋に5g重いからなのか、フレームの厚さの違いによる抵抗のせいなのかよくわかりませんがとにかくちょい重い!
スピンサービスは弾道をあげられず中途半端な跳ね方となってしまい、試合で使うのは厳しいかなという感想です。
スライスで弾ませないサービスからの展開では使いやすいと思います。
ラケット評価チャート
まとめ
コントロール性の高いラケットで、ボールをぶっ潰せた時の感触が最高です。
私の技量では強い縦回転をかけることが難しかったので、試合で使うとしたら低い弾道でコースを狙う速いテンポの展開をすると思います。
デザインも良いですし、興味があったら試してみて下さい。