【2020年夏発売】フェースサイズ98平方インチラケットを徹底比較!

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2020年夏モデルとして、複数社から新作ラケットが発表されました。

今年の顕著な特徴として、98平方インチスペックの充実が挙げられます。

この夏発表されたモデルにも、もれなく98平方インチのラケットがラインナップされていて、大豊作!

もちろん人気も得ています。

98平方インチラケットの魅力は何と言っても、

☑️操作性(振り抜き)の良さ
☑️コントロール性の高さ

というところ。

本記事では、2020年夏発売された注目の98平方インチラケット、

に照準を当て、それぞれの

  • 「打球感」
  • 「反発性能」
  • 「操作性」
  • 「スピン性」
  • 「コントロール性」

について比較を交えながら詳細をまとめてみたいと思います。

メーカーの異なる似たスペックのラケットで、それぞれの違いを確認したい方は是非目を通してみて下さい。


それぞれのスペックを確認

まず、数値的にどのような違いがあるのか確認していきましょう。

BEAST98(トラディショナル)スペック
重量フェイス面積長さフレーム厚ストリングパターンバランス
300g98平方inc27inc25-23-22mm16×20320mm
エクストリームツアー スペック
重量フェイス面積長さフレーム厚ストリングパターンバランス
305g98平方inc27inc22-23-21mm16×19315mm
FX500 TOUR スペック
重量フェイス面積長さフレーム厚ストリングパターンバランス
305g98平方inc27inc21-23mm16×19315mm

ご覧の通り、「重量」「バランス」「フレーム厚」「ストリングパターン」に微妙な違いはあるものの、すべて似通った数値となっています。

このちょっとした違いが、打ち心地にどのような影響を及ぼしているのでしょうか・・?

打球感

ヘッド G360+ エクストリームツアー
prince ビースト98 2020 インプレ
dunlop fx500 tour インプレ
  • ビースト98

打球感は柔らかめ。

シャフト部のしなり感が感じられ、それが柔らかさに繋がっていると思います。

特にフレーム上部では、本当にマイルドな美味しい打球感が味わえ、気持ちよくボールを打つことが可能です。

  • エクストリームツアー

打球感は結構しっかりめ。

フレーム自体のしなりはあまり感じられず、弱いインパクトだと「硬い」印象。

ただインパクトを強くすると、ストリングのたわみからの柔らかさが顔を出します。

  • FX500 TOUR

フレーム、特にシャフト部の剛性がかなり高めで、オフセンターでヒットした時の「硬さ」が気になりました。

スイートスポットで捉えた時は、ダンロップらしい包み込む打球感があるものの、そのスポットがちょい小さめ。

面を満遍なく使う私からすると、ちょっと「硬い」というのが正直な感想です。


この3本の中では、ビースト98がシャフト部のしなりが感じられ、柔らかさが手に伝わってきます。

もっとも硬く感じたのはFX500TOUR。

アエロ形状のシャフトが強く、しなりが感じられず、

✔︎オフセンターでのショット
✔︎回転をかける際に中心を外した時

なんかの打球感が硬かったです。

中間がエクストリームツアー。

フレームのしなりの柔らかさではなく、ストリングのたわみによる柔らかさが感じられました。

中心部のストリングパターンは、エクストリームツアーがもっとも細かく見えましたが、意外にも強いたわみ感あり、柔らかさがありました。

反発性能(ラケットパワー)

prince ビースト98 2020 インプレ
ヘッド G360+ エクストリームツアー
dunlop fx500 tour インプレ
  • ビースト98

フェース98にしては、かなりパワー感があるラケットです。

ラケットヘッドのフレーム厚が25mmとなっていて、先端部で捉えた時のパワー感は秀逸。

黄金スペック同等とまでは言いませんが、「掴み」と「飛び」が両立しています。

  • エクストリームツアー

強い当たりをするほど強い反発(パワー)あり。

弱い当たりだと硬い感じは否めません。

スイートスポットは広く感じ、敷居は低いです。

  • FX500 TOUR

スイートエリア付近の反発は強めで、ボレーが好感触でした。

ただ、スイートエリア以外は厳しめ。

オフセンターでのアシストの少なさからFX500 TOURが一番難しく感じました。

操作性

重量、バランスはそれぞれ微妙に違いますが、総じて扱い易く、振り抜きに関する違和感はまったくありませんでした。

個人的にサービスでの振り抜き感を重視しているのですが、どれも満足できるもので高い操作性を感じました。

強いてあげるなら、インパクト後の抜ける感じが強かったエクストリームツアーの振り抜きが最もよかった印象です。

弾道・スピン性

prince ビースト98 2020 インプレ
ヘッド G360+ エクストリームツアー
dunlop fx500 tour インプレ
  • ビースト98

イメージ通り上がります。

ストリングパターン「16×20」と他の2本に比べクロスが1本多いのにも関わらず、全体的に目が粗い設計になっているので、

引っ掛かり感が強く、スピンがかかりやすい!

弾道の上げやすいラケットです。

  • エクストリームツアー

3本の中で中心部の目が最も細かく、弾道は上げにくかったです。

フラットドライブ系の低弾道なボールが打ちやすかったですね。

「エクストリームだから回転がかけやすいはず!」

という理由でこのラケットを選んでしまうと、「むむっ」と思ってしまうかもしれません!

  • FX500 TOUR

エクストリームツアーよりは上がるけど、ビースト98よりは上がらない、3本の中では中間に位置します。

反発を活かして、スピード感のあるフラットドライブ系の低めの弾道が向いていると思います。

コントロール性

  • ビースト98

私のスキル・フィジカルに対し、十分なコントロール性があると思います。

ぶっ飛んでしまう訳でもなく、逆に全然飛ばない感じもない、ちょうど良い感じです。

自然に回転がかかってくれて、「収まりが良い!」と感じています(特にサービスで)

  • エクストリームツアー

弾道が上がりにくいことも影響してるのか、弾道が上がりすぎてアウトをしてしまうことが少なかったですね。

スイートスポットが見た目?より広く、当たり損ねによるぼてぼてショットも少なかったのも好ポイントです。

  • FX500 TOUR

シャフト部の強さから面ブレが非常に少なく、ショットの再現性は高く感じられました。

ただし、スイートスポットを外すととたんに飛ばなくなるので、注意が必要です。

ハードヒットした時のコントロール性は抜群だけど、スイートスポットに当てられないと急に飛ばない「もろ刃の剣」的な難しさがあるラケットだと思います。

比較

この3本のみでそれぞれの要素を比較した結果がこちらです。

ビースト98エクストリームツアーFX500 TOUR
打球感柔かめしっかりめがっちりめ
スピン性
反発性
コントロール性
操作性
アシスト

まとめ

以上、2020年夏の98平方インチラケット比較祭りでした。

同じフェースサイズでも、それぞれキャラクターがあって、印象は結構違いました。

本記事がラケットを選ぶ時のヒントになれば幸いです。

管理人

ちなみに私は、ビースト98の「パワー感」と「収まりの良さ」が気に入って購入しました。

それぞれの詳細インプレを🔽に張っておくので、興味があるラケットがあったらチェックしてみて下さい。

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