先日試乗させていただいたトヨタ プリウスと愛車ホンダ シャトルハイブリッドの比較を素人目線で実施してみます。
ハイブリッド車界の構図として、パイオニア的存在のトヨタと追随するホンダという印象をもっていましたが、トヨタはトヨタらしく、ホンダはホンダらしい特性があり、一概に優劣はつけられないなと感じました。
乗り比べて印象に残った両車の差を挙げてみたいと思います。
軽快さのホンダと安定感のトヨタ
7速DSGを採用しているシャトルハイブリッドはアクセルを踏むと小気味良くシフトアップをしてくれてドライバーの気持ち良い感じで加速を実現してくれます。
しかし、低速走行時のギクシャク感が気になります。
DSGの命題なのでしょうか、VWのゴルフGTIも6速DSGを採用していますが、低速走行時はギクシャクします・・・
2速と3速がお互い譲り合ってギアチェンジがスムーズにいかない感じ(笑)
一方プリウスはCVT(無段変速)を採用しているせいか、ギクシャク感はほぼありません。
が、小気味の良いドライバーが楽しい加速感という点で若干劣ります。
ボディー重厚感はプリウスに軍配
初めてシャトルに乗った時は車格の割に重厚感があるのでは!?と感じていましたが、今回プリウスを試乗して、1歩2歩上をいっているなと感じました。
シャトルハイブリッドもXグレード以上となると、専用ダンパーや防音装備が標準装備となり、乗り心地を改善する対策がかなり施されていて、ユーザーとして満足できる仕上がりとなっています。
トヨタはこのプリウスにTNGAと銘打って溶接から骨格までゼロから作り直しているそうで、かなり重厚感を感じる車になっています。
走行時の静粛性、振動吸収性、カーブでの落ち着いた足回り、ドアの閉まる音の重厚感(ちょっとマニアックですいません)が車格が上の高級車のように感じることができました。
低床低重心で売ってきたホンダを凌駕したのでは!?と思うくらいです。
購入しやすい価格のシャトル
今回プリウスの見積もりを出してもらいましたが、適当にオプションをつけ、値引等全くない状態で提示されたのが・・・・スバリ・・・340万!!!
ちょっと高いなーというのが率直な感想。
一方のシャトルハイブリッドは同じ値引なし価格で280万位だった記憶があります。
私のような庶民は300を超えるとちょっと購入意欲が減衰してしまいます。
プリウスに比べるとシャトルの方がお買い得感がある気がします。
燃費は・・・?
フェアな条件ではなく比較しても意味がないので、申し訳ありませんが割愛させていただきます。ここが最も知りたい要素かもしれないのですが、プリウスはほんのちょっと試乗しただけなので、本当の燃費は未知数です。
プリウス試乗時の燃費はこちら
まとめ
軽快な走りを選ぶか、落ち着いた走りを選ぶか、少し奮発して重厚感を選ぶか等、悩みどころ満載です。
どちらも完成された良い車であることは間違いありません。
もし両者で迷っていたら、両方乗り比べてみてください。
本記事がクルマ選びのお役にたてれば幸いです。