若い頃サンプラスのサービスに憧れ、試合はビデオ録画をして擦り切れる程見ていました。
脳内イメージではサンプラスの様なイメージでサービスを打っていたのですが(笑)、ある日動画で自分のサービスフォームを見る機会があり、映像を見て愕然としました。
「全然違うやん、イメージと…」
特に気になったのが、右腕の肘の角度です。
かっこいいトロフィーポーズは肘の角度がほぼ直角となっていますが、動画では30度位しかなく非常に窮屈そうに打っている姿が映っていました…
ここを改善すればサービスが強化できると思い、練習を重ね、一番しっくりきた方法を記事にしたいと思います。
肘の角度が窮屈な時のサービスの特徴
- 当たりが安定しない(ムラがある)
- コントロールの精度が低い(安定しない当たりに影響されてるかも)
- 回転はかけられるが、厚く当てにくい(回転過多のひ弱いサーブになりやすい)
肘の角度が狭い例
女子最強のダブラーを例にとってしまい恐縮ですが、肘がこの状態だとラケットが上下にしか動かなくて、厚く当てることができません(非常に困難)。
肩が大きく回らず前への力が生み難いからです。
上下には動くので回転は掛けやすい一方、振れる幅も広いので、安定感という面で不安が残ります。
実際このフォームの時は安心してセカンドが打てませんでした。
肘の角度が直角な理想的フォーム
この形だと、肩が大きく回り自然と前への推進力が生まれ、楽に良いサーブを打つことができます。
肘の角度矯正の為私が実践したこと
左腕はトスをあげる腕、右腕はラケットを引く腕という意識をなくしました。
内部意識で表現すると、
『左腕でトスを上げ、右肩を下げてタメを作る』
というように意識していたのですが、これを止めました。
どうしたかというと、左腕と右腕の連動を意識するようにしました。
内部意識では、
『両腕揃えて身体の前で反時計回りの円を描くイメージ』
で、トスアップと右腕の振り上げを行う方法です。
マレーのサービス動画でイメージをお伝えします。
マレー サービス動画 スローモーション
トスアップ時に右腕と左腕が連動し、きれいなトロフィーポーズが作れています。
肩の角度、肘の角度が直角な状態が作れていれば、身体の構造上肩はスムーズに回るので、あとは自信をもって振り抜くだけです。
肘の角度を矯正したことで感じている効果
- 厚く当てられるようになり、伸びのあるサーブが打てるようになった
- スピンサーブの安定感が増した
- サーブに自信が持てるようになり、結果キープ率が向上した
当たりが厚くなり威力が増した上、回転量も安定し安定感も増したと感じています。
それに伴い、入るイメージが頭に定着するようになり、
「ダフォるかも・・・」
という余計な心配がよぎらなくなりました。
サービスに自信がつき、結果試合に強くなったと思います。(たぶん)
まとめ
サーブに自信がつくと試合展開が変わり、よりテニスが楽しくなります!
もし、厚く当てたサーブが打てない、とか、回転が安定しないとお悩みの方がいらっしゃいましたら、試してみて下さい!
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