アシックス社のゲルレゾリューションシリーズ、ヨネックス社のパワークッションフュージョンレブシリーズ。
どちらも超有名で人気のあるシューズです。
皆さんのまわりでも履いている方が多いのではないでしょうか?
オムニ・クレー用のシューズ選びに対するぼくの考え方は、
ソウルがそれほど削れないので割と良いシューズを履いて足元をサポートしてもらう
です。
この考え方をすると、冒頭に挙げた2つのシューズが候補に上がってきてどちらにしようか迷いがち。(ぼくだけかな。。。)
シューズ選びで迷子になってしまった方に向け、両方のシューズを使用した経験から、2足の違いについて整理していきたいと思います。
評価者は中年の一般テニスプレーヤーで、フットワークが特別良いわけでも悪いわけでもない、普通のテニス好きなおっさんです。
それを念頭に入れて読んでくださいね。
構造の違い
シューズのベロとアッパーが分離しているのがゲルレゾリューション、一体化しているのがフュージョンレブです。
テニス中にベロの位置がずれてしまい違和感を感じてよく直していたので、ベロなしの方がストレスフリー。
シューレース部の違い
一般的なゲルレゾリューションに対し、フュージョンレブは湾曲した設計になっているのがわかると思います。
これは、着地時の圧力が部分的に集中することがなく指先から甲部全体に分散させるための設計。
靴紐を緩めたり絞めたりするのがちょっとやりにくいですが、ホールド感は秀逸です。
ソール部の違い
ゲルレゾリューションはソウルの高さが一定なのに対し、フュージョンレブは土踏まず部分が少し窪んでいます。
一定高さだと「横」にスライドする時に安定感があり、土踏まずが凹んでいると「前」へのダッシュがしやすいと言われています。
フィット感はどっちが上
どちらもホールド感を向上させるテクノロジーが搭載されています。
ゲルレゾリューションは「ダイナラップ」と呼ばれ、アッパー内側の親指と小指部分にバンドを配した構造で、靴ひもの通し孔と連動(画像の青いバンド)させて締めることで、足をつかむようなホールド感を実現します。
フュージョンレブは「フュージョンウィング」と呼ばれ(画像の赤矢印)、アッパー中足部内部に搭載された羽形状パーツがかかと部から中足をしっかりとホールドしてくれます。
どちらもホールド感が強いです。
違いは動きの中でかかる「圧」
フュージョンレブの方が分散されて、テニス後の足が楽です。
ゲルレゾリューションは足の甲の一部に強く圧がかかり、練習後たまに赤くなっていることがありました。
なので、テニス後の状態まで考慮すると、フュージョンレブの方が上という評価です。
グリップ力はどっちが上
これも甲乙つけがたいのですが、横にスライドした時に接地面が広いゲルレゾリューションの方が「安心感」があります。
多分相手から見ると何も変わってないと思います!
前へのダッシュについてもどちらも同じくらい。(自分のフットワーク次第)
というわけで、安心感が高いゲルレゾリューションの方が僅差で上。
クッション性はどっちが上
かたや世界のシューズメーカーが開発した「GEL」内蔵。
かたや12メートルの高さから生卵を落としても割れずに6メートル跳ねる「パワークッション」搭載。
ぼくの足では違いを感じませんでした!!
どっちもいい!!!
ぼくの好みは。。。
これまで書いてきたように、どちらもすごく良いシューズです。
プレー中の違いはそれほどなく、ぼくのへぼいフットワークを支えてくれています。
ただプレー後のことまで考えると、ダメージの少ないフュージョンレブが上回ってきます。
怪我の防止にもつながると思います。
まとめ
というわけで、ゲルレゾリューションとフュージョンレブの比較でした。
どっちにしようか迷っている人のヒントになれば幸いです。
というわけで、フュージョンレブ4推しです。