「DUNLOP」ブランドと言えば、グラフやマッケンローが使っていた「MAX200G」から始まり、RIMシリーズ、エアロジェルシリーズ、と人気のラケットが発売されていました。
歴史のあるブランドでしたが、「SRIXON」ブランドに変更され、DUNLOPラケットの長所を継承した新たなREVOシリーズが登場しました。
デビュー当初はあまり使っている人を見かけませんでしたが、ラケットの良さが伝わったのか、だんだん使う人が増え、メジャーブランドへと成長しました。
このまま「SRIXON」でいくのかと思いきや、2018年「DUNLOP」ブランド復活のお知らせがあり、2019年現在「DUNLOP powerd by SRIXON」となっています。
ブランド名やラケット名は変わっても、ラケットの特徴はブレずに貫かれています。
そんなDUNLOPラケットの特徴とラインナップをまとめていきたいと思います。
ラインナップをインプレとともにご紹介
CX200シリーズ
SRIXONの「REVO CX2.0」を継承したラケットで、2024年3代目が登場しました。
薄型ボックス形状でコントロール性の高いラケットとなっています。
DUNLOPならではの粘り気のある柔らかさが感じられ、往年のDUNLOPファンの期待を裏切らない打球感となっています。
また、CX200の中でも多くのスペックがあるのも大きな特徴です。
- CX200
- CX200OS
- CX200LS
- CX200 Tour(16×19)
- CX200 Tour(18×20)
これだけの種類があるので、自分に合うスペックを見つけやすいユーザー思いの工夫だと思います。
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CX400シリーズ
CX200よりも軽量化されてフェイスサイズが大きくなったモデルです。
CX200だとちょっと重くて大変と感じる層に気に入られているラケットです。
私自身その層に足を突っ込んできたので、早速試してみたところ、
- 反発性の高さ
- 面ブレの少なさ
- 柔らかな打球感
が特徴で、低い弾道のボールの精度が高めでした!
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2021年モデルには、少しCX200に近い「CX400ツアー」が登場しました。
尖った特徴はないものの、どのショットもオールラウンドに打ちやすい優等生。
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SX300シリーズ
DUNLOP特有の柔らかい打球感はそのままに、適度な反発が加わり、扱いやすいシリーズになります。
個人的には、際立ってすごいショットが打てるわけではないけど、ミスヒット時のアシストが良く、ショットの安定感が際立つラケットだと感じました。
最新モデルは、ショットの安定感がさらに向上し、試合で使いやすい優等生に進化しています。
- SX300 TOUR
- SX300
- SX300 LS
- SX300 LITE
とラインナップも豊富です。
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FX500シリーズ
「FX」のFは、力強さを意味する「Force」の頭文字。
パワーの「FX」というコンセプトでデビューしました。
ストリングのたわみを強調するテクノロジーが搭載されていて、打球感が柔らかくスイートスポットも広いのだとか・・・
実際にFX500 TOURを打ち、ツアー系にしては反発の強さを感じ、ボレーが非常に好感触でした。
フレームの剛性が高く面安定性も秀逸。
コントロール性も高かったです。
2023年モデルはスイートエリアが拡大されて、敷居が下がった印象で個人的には扱いやすかったです。
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一方FX500は、ツアーに比べしなりが少なくてぼく位のスイングスピードだとパワーロスなくボールにパワーが乗せられる印象でした。
REVO CV3.0シリーズ
こちらは「SRIXON」ブランドのラケットになります。
和製ピュアドライブとのあだ名がついている、非常に扱い易いラケットです。
フレームがラウンド形状でCX200よりも厚めです。
爽快な飛びがありながら、球持ちは良いので安心感して振ることができます。
回転のかかりも良いので、ストローカーに向いていると思います。
REVO CV3.0F
CV3.0のフレーム形状を変えた派生ラケットです。
CV3.0よりも硬めの打球感に変わり、スピードが出しやすくなっている印象。
弾きが良いので、ライジング気味に低い弾道のボールを得意とする方に向いているラケットだと思います。
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DUNLOP/SRIXONラケットの特徴
しつこいようですが、とにかく粘り気のある柔らかい打球感が最大の特徴です。
私個人的にはこの打球感があるとボレーが本当に打ちやすく感じます。
一瞬ラケットに乗る感覚があり、タッチが冴えるんです。
この打球感で、ボックスフレームのカチッとした感じが好みなのか、ラウンド形状のパワーがあるのが好みなのかで選べるブランドです。
一般プレイヤーへのおすすめは?
コントロール重視の方
- CX200 tour
名前にツアーが付くと難しい超上級者用なイメージがありますが、これはそれほど敷居の高さを感じないラケットでした。
スペック的に、95平方inc/310gなので簡単ではありません。
が、独特の打球感に加え操作性も良いので私でも十分扱えるラケットでした。
このラケットで打つボレーが最高で忘れられません。
- FX500 TOUR
CX200 TOURと比較すると、少し軽く、少し面が大きいFX500 TOUR。
スイートエリアでのパワー感は強いですが、面剛性が高いため、打球感はやや硬め。
反発を利用して、早めの展開を仕掛けるプレーにあうと思います。
ストロークの威力重視の方
- SX300
意識して回転をかけようとせずとも自然に良い感じで回転がかかってくれるラケットです。
ラケットパワーもあるので、擦る感じのスピンでも伸びのある嫌らしいボールが打てます。
飛び、回転のバランスが良く、扱い易いというのが私の評価です。
ラケオタ的評価
私が実際に打った評価をもとに作成した分布図です。
まとめ
以上、DUNLOP/SRIXONラケットの特徴とラインナップのまとめでした。
柔らかい打球感が好みという方に是非体感してもらいたいブランです。
また、DUNLOPは復活して間もない為まだ機種が少ない状態です。
今後どんな機種が発売されるのか非常に楽しみですね。
記事中にラケットに関する専門用語を使いました。
ちょっと何言ってるの?と思った方は用語を以下のページで解説しているので、良ければ読んでみて下さい。