「ストロークの威力=鋭いスイング」
が重要と考え、ここ最近は「ラケットヘッドの走り」を意識して練習を積んでいました。
良い当たりで会心のショットが打てることもあるんですが、
✅相手の強いショットで負ける感
✅当たり損ないのような打球感
が気になっていました。
まだ強いインパクトができていない感じです。
そんな先日の練習、とある出来事があり「スタンスの広さ(幅)」に意識を向けて打ってみたところ、上記の悩みを解決できるかもしれない、強いインパクトができている感覚を掴むことができました。
ストロークの球威を上げるのに超大事なポイントだと感じたので、「スタンスの広さ」について掘り下げてみたいと思います。
スタンスに着目したきっかけ
この日の練習で急にスタンスに着目したんですが、それには理由がありまして・・
当日の練習コートで、私達の前にジュニアの選手が練習していました。
練習ウェアに「ALL Japan」みたいなのがプリントされていたので、たぶん上位の選手だと思います。
めちゃめちゃ良いショットを打っていますが、体格はまだジュニアという感じ。
と観察していたところ、構える時というか全体的に「姿勢が低い」ことに気づきました。
その体勢からダイナミックにスイングをしてナイスショットを連発しています。
低い体勢は、広いスタンスを取ることで維持されていて、下半身のパワーをしっかり乗せられているように見えました。
ナイスショットのパワーの源は下半身のパワーっぽいぞ。
よし!やってみよう
と、見知らぬジュニア選手に勝手に影響されたのがきっかけです。
スタンスを広くしたらどう変わった?
変化を感じたことを箇条書くと、
- 相手の強いボールにも対抗できる
- 当たりが安定
- 上半身はゆったり振っても質の高いボールが飛ぶ
こんな感じで、力強さが明らかに増した印象です。
スタンスを広くすることで「土台」が強くなり、相手のパワーに負けない基礎ができる。
特にリターンが良い感じでした。
次は当たりの厚さとインパクトの安定感について。
図の通り、腰くらいの打ち頃な球でも重心が高いと「下から上」のベクトルが強くなり、当たりが薄くなってしまいます。
さらに上下差が大きいことから「当たりの安定感」も下がってしまいます。
良いことはほぼありません。
重心を落とすと前へのベクトルが強くなり、「当たりの厚さ」と「インパクトの安定感」両方を出すことができます。
前へ振れることで「視線の上下」も抑制できるので、より安定感に繋がります。
スタンスを広くって、目安はどれくらい?
当然広すぎると動きにくくなるというデメリットが発生しますから、適度に広く取る必要があります。
例えばメディシンボールのような重いものを身体の回転で遠くに投げることをイメージしてみて下さい。
この時は下半身の力を使うため、適度に広げて自然に力が入る幅になると思います。
この自然な感じが目安で良いと思います。
実際にやってみると、これでも結構視点が下がった感じがありました。
もともとどれだけ重心が高かったのか・・
スタンス別メリット・デメリット
- 広いスタンスのメリット
✅視点がブレない▶️安定感UP!
✅一生懸命振らなくても良いボールが飛ぶ
✅相手の強いボールに負けない
- 広いスタンスのデメリット
✅体力が削られる
✅身体にリキみが出やすい
✅足を細かく動かせない
- 狭いスタンスのメリット
✅身体が楽
✅足を素早く動かせる
- 狭いスタンスのデメリット
✅相手の強いボールに対して負けやすい
✅目線が上下にブレやすく安定感を出すのが困難
参考になる選手
私の推しは上杉海斗選手。
鬼フォアハンドの源はこの低い姿勢じゃないでしょうか。
ここまでのショットは打てなくても(打ちたいけど・・)、低い姿勢のイメージを養おうと思います。
まとめ
今までも完全な棒立ちではなかったと思いますが、まだまだ下半身のパワーを使うことができそうだということが判明しました。
「これまで何年もテニスしていて今頃かよ!」
と思われるかもしれませんが、前向きに「伸びしろ」発見です。
頑張ります!
パワーならおじさんの方がありそうなんだけど、何が違うの?