2015年位から錦織選手より下の年代の活躍が目覚ましいですね。
安定した強さという点ではBIG4やベテラン選手に劣りますが、若い世代がシード選手を倒したりすると世代交代を感じ、寂しくもワクワクさせられます。
ティエムを筆頭に、キリオス、チョリッチ、ズベレフと次世代選手が活躍している中、西岡選手も喰らい付いてトップ争いを繰り広げていただきたいものです。
本記事では、全仏準優勝をはじめマスターズでも優勝を飾っている、ティエム選手を勝手に分析してみたいと思います。
プロフィール
- 身長:185cm
- 体重:82kg
- 国籍:オーストリア
- 利き腕:右(片手バックハンド!)
テレビで見るとあまり大きく見えませんがしっかり185cm。
あのビッグサーブも納得です。
主な成績
- アルゼンチンオープン優勝
- リオオープンbest4
- メキシコオープン優勝
- BMWオープン準優勝
- BNLイタリア国際best8(錦織選手に敗退)
- ニースオープン優勝
- 全仏オープンBEST4
- メルセデスカップ優勝
輝かしいですね〜。
2016年6月17日時点での男子最終戦ランキングは錦織選手を抜いて4位となっています。
またBNLイタリア国際とメルセデスカップではフェデラーに勝利しているというのも見逃せません。
ウィンブルドンも暴れてくれそうです。
- アルゼンチンオープン優勝
- マドリードオープン準優勝
- リヨンオープン優勝
- 全仏オープン準優勝
- サンクトペテルブルグ優勝
全仏オープン4回戦での錦織選手との試合は印象に残っていると思います。
錦織選手のストローク力をも打ち抜いたパワーは凄まじいものがあります。
2018年クレーシーズンで唯一ナダルに勝った選手です。
全仏決勝ではやられてしまいましたが・・・
- サンクトペテルブルク・オープン優勝(ATP250/ハード)
- BNPパリバオープン優勝(ATP1000/ハード)
- バルセロナオープン優勝(ATP500/クレー)
- 全仏オープン準優勝(グランドスラム/クレー)
- オーストリア・オープン(ATP250/クレー)
- 中国オープン(ATP500/ハード)
- エルステ・バンクオープン(ATP500/ハード)
- ATPツアーファイナル(ファイナル/ハード) 準優勝
2年連続で全仏準優勝。
悲願のタイトル奪取はなりませんでしたが、ナダルに次ぐクレーキングとしてのポジションを確立しています。
- 全豪オープン 準優勝 (グランドスラム/ハード)
- 全米オープン 優勝 (グランドスラム/ハード)
- 全仏オープン ベスト8(グランドスラム/クレー)
- ATPツアーファイナル 準優勝(ファイナル/ハード)
2020年はコロナでツアーの中断もありましたが、再開直後のグランドスラムで優勝を飾りました。
2014年優勝したチリッチ以来、あの4人以外の全米優勝者です。
Down but never out.
Dominic Thiem comes back from two sets down and defeats Zverev, 2-6, 4-6, 6-4, 6-3, 7-6.
Insanity. pic.twitter.com/aVf9PkxJBh
— US Open Tennis (@usopen) September 14, 2020
イレギュラーなスケジュールで開催された全仏では、疲れもあったのかベスト8とちょっと残念な結果に・・
ツアーファイナルでは、準決勝でジョコビッチに勝利し決勝進出。
決勝はメドベージェフに敗れましたが、準優勝と結果を残しました。
2021年以降の活躍も楽しみです。
使用グッズ
ウェア
adidas契約です。
アディダス公式オンラインショップはこちら
ラケット
ティエムがこの白ラケットを使い始めた頃は、世界中!?の注目を集めました。
Twitterでは『project one 7』とかなんとか・・
結果としてはピュアストライクの後継でした。
『project one 7』とは2017年へ向けた企画だったようです。
インプレはこちらです。
関連記事:【BABOLAT】ピュアストライク インプレッション
2019年全仏オープンで使用しているラケットのスペックはこちらです。
- 重量:317g(ストリング無し)
- バランス:314mm
- ストリング:RPMチーム
- テンション:55ポンド
- スイングウェイト:310
Domi’s racket specs
(Photo: babolat’s Instastory) #Thiem #RG19 pic.twitter.com/305BfR9ktm— De Nela (@De_Nela) 2019年5月30日
2019年に発売された、新型ピュアストライクのインプレはこちらです。
プレースタイル
豪快な片手バックハンドを打つ選手です。
フォア・バックとテイクバックは大きく強いスピンをかけたショットを放ちます。
同郷のムスターのようなシコリ系ではなく現代風なアグレッシブショットですね。
サービスも最速233kmと超速いですが、フラット系よりスピンを重視したスタイルに見えます。
オーストリアという国柄、クレーに強い選手といえると思います。
でも芝でフェデラーに勝っちゃうし、サーフェース関係なく強い!
- 2020年全米オープン決勝
動画感想
軸が通った状態で、フォアハンドの豪快なスイング。
シングルバックハンドの攻撃力も抜群です。
サービスは足を寄せないタイプの打ち方で、右足へ十分なタメを作り(体の捻りもしっかりと行われて)、尋常ではない量のスピンがかかった球が推進力をもって飛んでいっています。
画面越しでも跳ね方が尋常ではないのがわかりますね。
私が目指しているサーブに近いです。
身体を壊さない程度で参考にしてみようと思います。
まとめ
ナダルの次のクレーキング候補です。
2016年ウィンブルドン前哨戦でフェデラーにも勝っちゃってますし、2020年全米覇者ですし、クレーのみの選手ではありません。
今後のさらなる活躍に期待したいですね。
ドミニク・ティエム選手 Q&A
- ティエム選手のプロフィールは?
オーストリア国籍で、185cm、82kg(ATP公式サイト情報)。右利きで片手バックハンドを打つ選手です。(詳細はこちらの記事でご確認下さい)
- ティエム選手の主な戦績は?
クレーコートに強い選手でクレーでの好成績が目立ちます。2018年、2019年と全仏オープン準優勝。さらに2019年はツアーファイナルでも準優勝という成績を残しています。(その他の戦績はこちらの記事にまとめています。)
- ティエム選手のプレースタイルは?
攻撃的なストロークが武器。アグレッシブに攻めてポイントを重ねていくファイタータイプです。(詳細はこちらの記事をご覧下さい)
- ティエム選手の使用ラケットは?
バボラのピュアストライクシリーズを使用しています。(ピュアストライクの使用感はこちらの記事をご覧下さい。)