2020年2月に発売された、ソリンコのコンフィデンシャル。
ソリンコのストリングといえば、
- ハイパーG
- ツアーバイト
の2種類がメジャーで、特に鮮やかな緑が特徴のハイパーGは人気が高く、よく見かけますよね。
どちらも多角形(5角形)の構造となっていて、回転性に優れたストリングです。
そのラインナップに新たに加わった「コンフィデンシャル」、構造は同じく多角形(5角形)となっています。
他の2種とどういう違いがあるのか気になったので、今回実際に張って試してみました。
各ショット毎の打球感や特徴についてまとめていきたいと思います。
コンフィデンシャルってどんなストリング?
まずはコンフィデンシャルの製品情報について確認します。
- ゲージ:1.15、1.20、1.25、1.30
- 素材:CO-ポリエステル
- 断面形状:5角形
- カラー:ガンメタリック
- 定価:¥2600
ハイパーGなんかはゲージが6種類(上記に1.05、1.10がラインナップ)あるのに対し、コンフィデンシャルは4種類となっています。
ストリングカラーはガンメタで、どのラケットにも合わせやすい色味です。
張り上がりとテンション
今回は1.20のゲージをチョイスしました。
テンションは45ポンドでお願いしました。
手で弾いた時の音はちょっと高めで、反発力がありそうな感じがします。
ストローク
ウォーミングアップで軽く当てた感じは、少し硬さが感じられ、弾きが良い印象。
多角形らしい引っかかりもあって回転もしっかりかけられます。
距離を伸ばし強い当たりをすると、今度はほどよい喰いつきが顔を出します。
この喰いつき感はハイパーGにはないものです。
グニャっと柔らかい感じの喰いつきではなく、もっと身の詰まった「密」な打ち心地。
少し硬めなしっかり感と程よいホールド性のバランスがよく、グッと乗ってからスパンと勢いのある球を飛ばすことができます。
回転性も高いのですが、ストリングの硬さからか薄く当てたスピンでは伸びのない弱いボールとなってしまいます。
一度乗せた上で回転をかけると、推進力と回転のバランスが取れたボールが打て、ストリングの長所を生かせると思います。
ボレー
ボレーに関しても飛びすぎず、厚く当てた時のコントロール性が高いです。
また、反発力も高めなので、パンチの効いたボレーが打てて、決定力が上がった気がします。
ローボレー、ミドルボレーで少しスライス回転をかけてコントロールするというショットでもホールド感の良さのおかげで卒なく打つことができました。
オフセンター時は少し難しさを感じました。
スイートスポットで感じられる「乗り」が消え、ボールが飛ばせません・・
叩かれた時なんかに、なんとかラケットに当ててまぐれで返す「まぐれ」の発生率が低め。
ここだけがちょっと気になったポイントです。
サービス
ファーストとセカンドの間くらいの「1.5サービス」ありますよね。
ファーストの確率を上げたい時とか、ちょっと強気なセカンドで使うやつ。
ボールの推進力と回転性がいい具合にマッチして、バウンド後にしっかり伸びてくれて普段よりも質の高いサービスを打つことができました。
厳しいコースに入れなくても「伸び」で押せている感じで、気持ちよく打てます。
ジャストミートした時の威力は、ソリンコストリングの中でも上位ですね。
耐久性とテンション維持性
2時間の基礎練+ゲーム練習30分を終えて、
テンションは想像よりも緩んでいました。
ですが、打った感じではまだ緩みは感じられません。
ノッチに関してはごく浅くできている程度で、全く問題ありません。
耐久性・テンション維持性については、しばらく使用して改めて評価します。
約1ヶ月使用して、ストリングの「緩みっぷり」や「削れっぷり」を観察・評価しました。
詳細はこちらです。
ストリング評価チャート
まとめ
以上、SOLINCO コンフィデンシャルのインプレでした。
多角形らしい回転性と、密な喰いつきから放たれるパワーの両立が魅力的なストリングです。
バウンド後の伸びを重視する人に気に入られるストリングだと思います。
興味があったら是非試してみて下さい。