最強寒波対応ということで、ストリングをナイロンに!
テクニファイバー のマルチフィールを張ってみました。
黒なので一見ポリっぽいですが、ナイロンです。
今年の練習は残すところあと2回! pic.twitter.com/AQcehNKqbM
— (@MtRyomei) December 29, 2021
寒すぎてポリだとボールが飛ばない気がしたので、
柔らかくてそこそこ反発のありそうなナイロン
を模索していたところ、面白そうなストリング「マルチフィール」を発見。
早速張って寒空の下テニスをしてきたので、使用感をレポートしていきたいと思います。
マルチフィールの特徴は?
まずマルチフィールの特徴から簡単にご紹介します。
ストリングの形状は「モノマルチ」と呼ばれる、マルチフィラメントの中に芯を通したような構造になっています。
モノフィラメントの反発とマルチフィラメントのマイルドさ、両方の特性を生かしたバランスモデルです。
またもう一つの特徴が価格の安さ。
定価 ¥2000(税抜) です。
楽天などではかなりお安く入手可能です。
新鮮なストリングでテニスを楽しみたい志向でもお財布にやさしいところが良いですね。
張り上がりとテンション
今回は黒を選択。
ぱっと見、ポリっぽいですね。
ナイロンということで、ポリを張る時より少し硬めの45ポンドで注文してみました。
ストローク
ナイロンらしい軽快な反発が気持ち良く、楽にボールを打つことができました。
打ちごたえという点ではポリに比べると「軽い」印象ですが、寒くてボールが飛びにくいこの時期はちょうど良い感じですね。
芯の通った形状であるためか「柔い」感じはなく、適度なマイルドさと反発が両立されています。
ゲージは130を張ってますが思いの他引っかかりが良く、回転性も問題なし。
楽に飛ばせるので、リラックスして打つことができ、安定感のあるラリーをすることができました。
オフセンターでも弾かれずに弱いながらも反発してくれて、アシスト性も良さげ。
ショット力よりも安定感が出しやすいストリングです。
ボレー
ボレーでも「マイルドさ」と「反発」のバランスが取れていて、イメージ通りの場所にコントロールができます。
ストローク同様ポリよりも「軽く」飛ばせるので、楽ですね。
あとポリを張ってる時よりも重量が軽くて操作性が向上したものボレーの打ちやすさにつながっています。
サービス
サービスは慣れるのに少し時間がかかりました。
ポリのような潰れ感(ストリングへのめり込み感)がなく、イメージよりも早くボールが離れてしまってオーバーとなりがちでした。
他のショットは球離れの良さが高評価でしたが、サービスに関してはちょっと戸惑いました。
なので、普段よりも少し回転を多くして調整。
ストロークと同様引っかかりをちゃんと感じられるので、回転量の調整はやりやすいです。
回転を多くしてもストリング自体の反発があるせいか、バウンド後に失速せず、いつもと同じくらいサービスでポイントが取れている感じでした。
回転を意識した分、1stの確率が良くなったのも要因かもしれません。
耐久性とテンション維持性
初回練習後の様子です。
マルチっぽいケバケバが出ていました。
どれくらい持つかな。。?
テンションの劣化っぷりはこんな感じでした。
耐久性・テンション維持性についてはまた改めてレポートします。
ストリングが切れるまで使用したので、耐久性について評価をしてみました。
競合ストリングとの比較
テクニファイバー XR3
テクニファイバー製ナイロンマルチの代表格。
これと比較すると、ソフトさはXR3に軍配が上がりますが、反発性(飛び)はマルチフィールの方が良いです。
「反発性」か「柔らかさ」どっちを重視するかで選ぶと良いと思います。
GOSEN ミクロスーパー
こちらはナイロンモノの代表格。
球離れの良さはマルチフィールと同程度。
ただマルチフィールの方がソフトなので、打球感のトータルはマルチフィールの方が好みでした。
ストリング評価チャート
まとめ
以上、マルチフィールのインプレでした。
力まずともボールが飛ばせる反発と、マイルドな柔らかさが同居した、扱いやすいストリングでした。
それで定価が¥2000(税抜き)ということもあり、コスパ良さげなんじゃないかと密かに思っております。
興味があったら試してみて下さい。