日本ではあまりメジャーではない、ちょっとマニアックなストリングメーカー「ポリスターのターボ」を初めて張ってみました。
良く練習してもらうテニス仲間が使用していて、チョイ打ちさせてもらったところ、
✅柔らかめの打球感
✅高い回転性能
がいい感じで、張ってみることにしました。
チョイ打ちだけでは気付けなかった、長所・短所も感じることができたので、使用感をまとめてみたいと思います。
ターボの特徴は?
ポリスターはドイツのストリングメーカーで、
- クラシック
- エナジー
- ターボ
の3種がラインナップされています。
ちょっと前のロシア選手、ダビデンコがエナジーを使用していたのは結構有名ですよね。
エナジーも柔らいことが特徴のストリングのようで、その特徴を生かしたまま、スピン性を向上させるために表面を「ギザギザ」にしたものが「ターボ」になります。
若干角が立っているかなぁ・・・くらいの手触りで、肉眼でギザギザは確認できませんでした。
張り上がりとテンション
若干ピンクがかっていますが、ナチュラルな色合い。
ラケットデザインを選ばないものになっています。
テンションは、
✅縦:47lbs
✅横:45lbs
です。
アプリでの測定結果は🔽
ストローク
ポリエステルとは思えなくらいストリングが撓む感じがあり、非常に柔らかい打球感です。
衝撃が少なく、身体に優しいポリという感じ。
引っかかりも良く、スピンがかなりかかります。
多角形ストリングのような「噛む」感じとはちょっと違って、細かい「とげ」がボールに引っかかる感じ。
例えるなら、スパイダーマンの指みたいな・・(わかりにくいか・・)
ボールが良く乗る分、打球感は少し重めです。
強いスピンをかけようとしてボールの下から入れ過ぎて薄い当たりになってしまうと、ボールが失速します。
それくらい強烈にスピンがかかるので、厚く当ててまっすぐ振っていった方が質の高い球が打てますね。
意識せずとも十分な回転がかかりますし。
ボレー
衝撃の少なさから、ボレーもポリにしては「楽」です。
ターボに張り替える前、ナイロンストリングを張っていて、ボレーの抑えが効かせにくい・・と思っていたんですが、ターボでは飛びすぎることなくアウトを抑えることができました。
スピードSを自分のボレー感覚に合わせるには、これくらいの反発力のストリングが良いみたいです。
サービス
サービスに関しては、ちょっと合わない部分がありまして・・
まず、スライスやスピンといった「回転性」に対しては申し分ありません。
引っかかりの良さから、良い変化を出すことができます。
イマイチ・・だったのが、「ボールを掴みすぎる」感です。
ボールがストリングに乗り過ぎて、思ったよりスピードがのらないんです。
撓み過ぎて反発力が出し切れない感じ。
ポリで柔らかすぎると思ったのは初めてです。
今回は少し緩めに張ったのですが、もう少し硬めに張れば良い反発が出せるかもしれません。
テンション維持性・耐久性は?
初回練習後の緩みっぷり。
まぁ、フツーといった感じです。
今後しばらく使用して、詳細は改めて記事にします。
賞味期限切れまで使ったので、摩耗っぷりや緩みっぷりをまとめました。
評価チャート
打球感・耐久性・反発などを評価したレーダーチャートはこちら。
まとめ
以上、「ポリスター・ターボ」の評価でした。
- 柔らかいポリエステルをお探しの方
- 衝撃の少ないポリエステルをお探しの方
- エグい回転のかかるストリングをお探しの方
- ポリエステルに初挑戦したい方
にオススメできるストリングです。
興味があったら試してみて下さい。