昨年9月に発売されたポリツアーファイアを張ってみました。
赤い色でかなり硬そう…というイメージを持っていましたが、実際打ってみると弾きが良く、簡単にボールが飛んでいく印象です。
以前張っていたブラックコード4sと比べても反発性の差は大きく感じます。
実際の試合(練習)で使ってみた各ショットの感想をレポートします。
VCORE SV100に張ったポリツアーファイア
見た目は強そうなラケットに仕上がりました。
打球感
最初に感じたのは軽い打球感です。
こんな色のポリなのでポリエステルらしい重い打球感を予想していましたが、意外や意外、ナイロンと言っても遜色がないくらい軽いのです。
次に球離れの早さを感じました。
一瞬グッと掴んでスパンと弾くように飛んでいきます。
メーカーの謳い文句(HPより抜粋)
本ストリングは、特長である軽いフィーリングと素早い弾きに加え、高いスナップバック性がスピンをアシストすることで、スピードボールがコートに収まりやすい設計です。
打球時にずれたストリングが元に戻るスナップバック性能は、潤滑効果のあるシリコーンオイルを表面のみにコーティングする従来の製法では、打球のたびにコーティングが剥がれ、性能が低下する問題がありました。
今回発売となる『ポリツアーファイア』は、独自の浸透技術SIF製法を採用し、ストリングの内部にまでシリコーンオイルを浸透させることで潤滑性能を向上させ、その効果が持続します。相手に時間を与えない低弾道のスピードショットにより、試合を有利に進めることができます。
確かに軽いフィーリングで素早い弾きを感じました。あとはこれが持続するかどうかですね。
しばらく使って検証してみようと思います。
ストローク
自分の打点でしっかり振れた時はしっかりとストリングに引っかかってスピンの効いた球を気持ちよく打つことができました。
打球音が高めで良い音です。ブラックコード4sは低い打球音だったので差を感じました。
ただ(自分の実力の無さを棚に上げて)一つ気になった点は、スピンをしっかりかけられない状況の時に少し飛びすぎることです。
そんなに早く弾かないで、もうちょっと面に居て!みたいな…
サービス
弾きの良さを利用でき、スピードアップしたように思いました。
打球音が高くなったので、より速くなったように感じます。
メーカー謳い文句通り引っかかり(スバップバック)効果で、スピンサービス、スライスサービスの回転も想定通りかけることができました。
ボレー
ポリエステル=ボレーが厄介というイメージを完全に払拭することができるくらい、簡単に打てます。
私が今まで使ったポリの中でNo.1と言っても過言ではありません。
弾きとスナップバックを利用して、スライス回転のかかった滑るボレーが打てます。
ダブルス主体の方でも満足できるボレーが打てるポリエステルストリングだと思います。
余談
今まであまりラケットに振動止めをつけていなかったのですが(飛んで行ってなくなっちゃうから)、ストリングの弾きが強く飛びすぎる感じがしたので、試しに振動止めを装備してみました。
結果、ストリングへの引っかかりを感じられるようになり、扱い易くなりました。
ラケットのバランスがグリップ寄りとなり、振り抜き感もUP!
まとめ
今まで打ったポリエステルで一番ボレーが苦にならないストリングでした。
ボレーの感覚が悪くなるからナイロンを使い続けているけど、すぐ切れてしまう…という方への交換候補にピッタリではないでしょうか。
もちろん、ストローク・サービスに関しても、他のポリエステルよりもハードルが低く、乗り換え易いストリングであると思います。
色にビビらず試してみてください。
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耐久性についてこちらの記事にまとめました。
耐久性まで評価できたので、ストリングの特徴をレーダーチャートで表しました。