バボラから新しいナイロンストリング「RPMソフト」が発売されました。
バボラの新ナイロンは結構久々ですよね。
正確には「ポリアミド」らしいですが、ナチュラルでもポリエステルでもないので、ざっくりナイロンという括りですすめます。
ソフトという名称から、柔らかいマルチかな?と想像しましたが、どうやらモノフィラメントな模様です。
🚨 NEW RPM SOFT🚨
The new RPM SOFT polyamide monofilament is more durable than a multifilament and more comfortable than a polyester monofilament. Find out more @ https://t.co/QQAacQSuE6#RPMSoft #String #BabolatFamily pic.twitter.com/p1pRTmPd4h— Babolat (@babolat) August 26, 2021
バボラナイロンストリングで「柔らかい」といえばエクセルですが、こちらはマルチフィラメント。
きっと柔らかさの種類が違うはず!
というわけで、どんな打感か早速試してみました。
今回は「RPMソフト」の僕なりの感想をまとめていきたいと思います。
「RPMソフト」の特徴は?
一般的に
○:打球感が良い・柔らかい
×:すぐに毛羽立ち耐久性が低い
○:シャープな打球感で反発が良い
×:打球感が硬め
という特徴があります。
RPMソフトは、両タイプの長所を組み合わせた「モノフィラメント」ストリングです。
ショップの方曰く、
「ポリであまり切れない人」
くらいが丁度良いかなと仰ってました。
張りあがりとテンション
ラディアンサンセットという初めて聞く名前の色です。
色味はRPMパワーのちょっと明るい版?に見えます、ぼくは。
ちょっと珍しい色味ですが、青・赤・黄・白・黒・・どの色味のラケットにも合いそうな気がします。
テンションは47ポンドで張ってもらいました。
アプリでは少し低めに出ていますね。
どんな具合に緩んでいくかは改めてレポートします。
ストローク
まず最初に感じたのが柔らかさです。
マルチと言われても分からないくらい柔らかいのですが、コシがあって反発が強めです。
この反発力はモノらしい爽快なものでした。
ストリングの動きも良い感じでスピン性も優れていますが、ポリに比べヨレるのが気になりました。
ぼくの中で最も感触が良かったのは「バックハンドスライス」
柔らかく包むようにボールをホールドして、絶妙な引っかかりを感じながら爽快な弾きとともにボールが飛んでいき、滞空時間のある良い球を打つことができました。
また、ストリングの柔らかさもあり、ちょっとしたオフセンターでも打球感や飛んでいくボールが急激に悪くなることなく相手コートに返ってくれたので、扱いやすかったですね。
ボレー
- マルチのようなホールド感
- モノのような反発性
この2点をもったストリングでボレーが打ちにくいはずがありません。
タッチがよく、前に落としたり角度をつけたりという小手先ショットもだいたい狙い通りいけましたし、厚く当ててパンチを出したいときは「反発」が生きてきてこっちもいい感じ。
ポリよりも楽に飛ばせるのも魅力です。
とうわけで、ボレーは満点(自分の技術を棚に上げて)文句をつける要素が見当たりませんでした。
サービス
ポリの打球感に慣れていると「打ちごたえ」という点では淡白で、序盤若干物足りなさがありました。
回転系(スライスのキレやスピンの跳ね)はほぼイメージ通りの弾道で打つことができ、ポイントも取ることができました。
スピード感に関してはいつものポリの方が出ている印象でした。
正直サービスはもう少し硬めであればもっとスピードが乗るのでは?と思いましたが、他のショットとのバランスを考えると柔らかさの恩恵が勝るので、やっぱこのままが良いですね。
耐久性とテンション維持性は?
2時間使用後の状態です。
今後どんな感じで劣化していくが観察して、改めてレポートします。
寿命まで使ったので、耐久性・テンション維持性についてまとめました。
評価チャート
まとめ
以上、バボラ の新ストリング「RPMソフト」のインプレでした。
「柔らかさ」と「反発」が良いバランスで両立した扱いやすいストリングだと思います。
ゴリゴリのハードヒッターよりも、スライス・ボレー・ロブというタッチショットを交えながら試合を作っていくタイプのプレーに合う、オールラウンダー向けストリングだと思います。
興味があったら試してみて下さい!