キモニーが販売権を持っている、アメリカのスポーツブランド「ソリンコ」のストリング。
これまで使用したことのないブランドだったのですが、先月、緑が鮮やかな「ハイパーG」を張ってみて、「回転のかかりっぷり」と「ちょっと硬めの打球感」が個人的に気に入りました。
ソリンコからは、「ハイパーG」以外にも「ツアーバイト」というフラグシップモデルが発売されています。
当然興味が湧いてしまったので、実際に張って試してみました。
「ツアーバイト」を使っているプロ選手情報や打球感の詳細な感想についてまとめていきたいと思います。
ツアーバイト使用プロは?
ジェイミー・マレー選手が使ってると言われているストリングです。
ただ、2019年全米オープンではソリンコのステンシルが消えているのが、ちょっと気になります。
ダンロップステンシルが大きくなって、入れる余地がなくなったのか?
ストリングが変わったのか??
は、ちょっと良く分かりません。
ストリングの色を見る限り、同じに見えますけどね・・
張り上がりとテンション
グレーというかシルバーというか・・落ち着いた色味です。
これなら、どんな配色のラケットにもマッチしそう。
アプリでの測定結果。
今回は張りたてテンション測定を失念したため、初回練習後と2回目の練習後のテンションになります。
張りは52ポンドでお願いしたので、初回の練習で少し緩んでしまったことが予想されます。
ゲージは1.25mmです。
ストローク
引っ掛かりは抜群で、多角形状の良さが感じられます。
打球感はハイパーGに比べてやや重めで、打球音も低め。
弾きではなく、ボールをグッと乗せてから飛ばす感じで、打ち応えのあるストリングです。
弾道頂点から急激に落ちる、嫌な変化をする球が打てていたと思います。
ボレー
もう少し楽に飛んでくれた方が自分的には好きな感触ですね。
相手の勢いのある突き球なんかは、ボールの乗りが強くなり結構打球感が「重い」です。
そこだけ少し気になりました。
もちろんその恩恵もあって、厚く当てた決めボレーを強気で打つことができるのは魅力的でした。
サービス
バウンド後の伸びはイメージ通り。
ハイパーGと大きな差は感じませんでしたので、引っかかり具合は大差ないと思います。
違いを感じたのは打球音と手に残る感触。
ツアーバイトの方が低く重い音がして、しっかりした打球感になります。
少し弾きの強いハイパーGの方がスピードが出たように感じました。
潰す感じが強いので、パワー系の選手に向いていると思います。
ツアーバイト 評価
まとめ
「打球感が重めでちょっとパワーの要るストリング」
という評価です。
スピン性能はとても高いので、スピン重視の方にはおすすめできるストリングです。
初回練習で結構ノッチができてしまっているので、耐久性はちょっと低そうな予感です。
こちらはテンション維持性と合わせて、改めて評価します。
「ハイパーG」同様、ゲージのラインナップが、「1.05mm – 1.30mm」まで6種類と豊富です。
「打球感は良いけど、もう少し弾きが欲しい」といったような時に、様々なゲージを試すことができるので、自分好みの打球感が探しやすいと思います。
しっかりとした打球感が好みの方は是非試してみて下さい。