メイン使用のラケットを「ブレード100L」にして最初に張った「G-SPIN3」
この組み合わせは、ラケットもガットも「乗り」が強く、もう少し反発があっても良いかもなぁと感じていました。
そこで、これまでたくさんのストリングを試してきた経験(記憶)を辿り、
- メイン:ブラックコード118
- クロス:ポリツアーファイア120
というセッティングにチャレンジしてみました。
早速シングルスマッチ練で感触を確かめてきたので、
- ストリング単品の特徴は?
- 何故このセッティングにしたの?
- 各ショットの感想
という内容でまとめていきたいと思います。
ストリング単品の特徴は?
- ポリツアーファイア
ポリの中ではかなり反発が強く、打球感も柔らかめです。スピード感のある球が打ちやすい印象があります。
- ブラックコード
断面形状が五角形になっていて、「引っ掛かり」が良くスピン性能に優れています。
テクニファイバーの中では打ちごたえのあるストリングだと思っています。
それぞれの詳細なインプレは以下の記事をご覧ください。
【コンセプト】何故このセッティングにしたの?
まずは反発力を出したいという考えから、クロスにポリツアーファイアをチョイス。
細めを選んでより反発性を意識しました。
耐久性については、ストリングパターンが「16×19」なので、私のパワーではそこまで神経質になる必要はないと判断。
スピン性能と打球感を考え、メインは多角形状のブラックコードをチョイス。
こちらも細めにして、打球感を重視してみました。
反発性と引っかかりの共存を目指したセッティングです。
出来上がりはこんな感じに。
ではここから肝心な打球感について書いていきます。
ストローク
ファーストインプレッションは、「柔らかい、マイルド、優しい!」です。
打球音は低めで、湿り気のある打球感。
どちらかというと、ブラックコードが強く現れているように感じました。
これからどんどん寒くなることを考慮し、ローテンション(40ポンド)で張ったこともあり、ストリングの撓みが大きく感じられ、威力のある球が飛んでいきますが、引っかかりが良いので楽に自然に回転がかかってくれます。
「楽に」というのがポイントで、一生懸命に振らずとも回転のかかったイキの良いボールが飛ばせました。
ジャストミートした時の「爽快感」は以前の「G-SPIN3」の方が好みなんですけどね。
ゲームのことを考えるとバランス的にこっちの方が良さそうです。
ボレー
メインもクロスも細めのゲージを選んだ影響か、タッチ系のボレーがメチャ打ちやすい。
1.25のストリングよりも繊細な感触が味わえます。
「ポリツアーファイア 」の反発性が活きているのか、ハーフボレーやバックのハイボレーといった力の入れにくいショットでアシストを感じることができました。
サービス
回転量とスピード感はイメージ通りで良い感じでしたが、インパクト音がちょっと控えめで、少し物足りなさを感じてしまいました。
「G-SPIN3」や「ツアーバイト 」「アルパワーラフ 」といったストリングは、インパクト時にボールの表面積が広く感じられていたのに対し、このハイブリッドは撓みの深さを感じることができました。
ボールのスピード感はかなり良好だったと思います。
まとめ
以上、ブラックコードとポリツアーファイア のハイブリッド張りを評価してみました。
- 打球感はしっとりしていてブラックコード感が強い
- 力の入れにくいショットでのアシストが強い
- 楽にスイングして活きの良いボールが飛ばせる
と、私くらいのフィジカルだと、特段弱点のないバランスの良いセッティングでは?と感じています。
耐久性、テンション維持性について、初回練習後の様子です。
こちらについては、しばらく経ったら改めて評価します。
試合を見据え、楽に扱いやすいストリングを検討していたらちょっと試してもらいたい組み合わせです。
約1ヶ月使用し、耐久性とテンション維持性を評価してみました。
詳細はこちらです。