2019年頃から、テニス好きの中で噂になっている「スノワート」ラケット。
「スノワート(SNAUWAERT)」ブランドは、
- 1928年にベルギーで創業
- 1970年代(ウッドラケット)は世界シェアの4割を誇った
- 工程を惜しまない拘りのラケット作りがDNA
- 1991年ラケット素材の変化により消滅
- 2016年当時のDNAを引き継ぎ、完全復活
という歴史があり、「伝統的でありながら、最も新しいブランド」と呼ばれています。
本記事では、このスノワートから発売されているラケット、「GRINTA(グリンタ)」シリーズの【デザイン・特徴とコンセプト・ラインナップ】について整理をしていきたいと思います。
デザイン
ツヤ消し加工で、オレンジベースな独特の色味です。
落ち着いた配色で良いですね。
遠くからでも、グリンタと分かる特徴のあるデザインになっています。
特徴とコンセプト
最大の特徴は、
「フレームのどこを切っても全て異なる断面形状のフレーム」
を有している点。
ラケットフレームのしなりは部位によって異なるため、各部位に最適な「しなり」を追求した結果この形状になったようです。
これはグリンタだけではなくスノワートブランドの拘りで、別シリーズ「ビタス」もそうなっています。
この形状にしたコンセプトは、
スイートスポットを外した時でもボールの精度を著しく悪化させない
ことにあります。
面の全部を惜しみなく使う、私のようなプレーヤーにぴったり。
この形状にすることで、「抜群の面安定性」と「高いホールド性」が実現された模様です。
この前提があって、グリンタはスピン性能を追求したモデルになり、若干ワイドな設計になっています。
契約プロにも市販と同じものを提供しているという公式アカウントのTweetも見かけました。
これも大きな特徴ですね。
ラインナップ
ジュニア用も含めて、以下の9機種がラインナップされています。
- GRINTA 100 Tour
- GRINTA 100
- GRINTA 100 Tour Lite
- GRINTA 100 Lite
- GRINTA 98 Tour
- GRINTA 98
- GRINTA 98 Tour Lite
- GRINTA 98 Lite
- GRINTA 100 Jr (ジュニア用)
それぞれの詳細スペックはこちら。
GRINTA 100 Tour | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 100平方inc | 27inc | 22-23.7-23mm | 16×19 | 315mm |
GRINTA 100 | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 100平方inc | 27inc | 22-23.7-23mm | 16×18 | 315mm |
GRINTA 100 Tour Lite | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
285g | 100平方inc | 27inc | 22-23.7-23mm | 16×19 | 330mm |
GRINTA 100 Lite | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
285g | 100平方inc | 27inc | 22-23.7-23mm | 16×18 | 335mm |
GRINTA 98 Tour | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
310g | 98平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 315mm |
GRINTA 98 | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 98平方inc | 27inc | 22mm | 16×16 | 310mm |
GRINTA 98 Tour Lite | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
290g | 98平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 330mm |
GRINTA 98 Lite | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
290g | 98平方inc | 27inc | 22mm | 16×16 | 330mm |
Tourなし(ノーマルモデル)は、スカーレッドグロメット(SGT)が3時と9時の位置に搭載されています。
SGTはフレームの内側の直径が広くなっている円錐形のグロメットで、ストリングの動きが良くなる効果が見込めます。
細かい数値を見ても、拘りが感じられますね。
「100Tour」 や 「98Lite」を食してみたいものです。
まとめ
以上、スノワートのグリンタシリーズについてまとめてみました。
拘り抜かれたフレーム形状から生まれる打球感に非常に興味があります。
SNS上でも高評価が多いですし。
打つのが楽しみです。
やっと実物を打つことができました。
私が感じた感想をショット別にまとめました。