ダンロップ 2024年最初のニューラケット「CX」シリーズ。
前作は2021年発売だったので、実に3年ぶりのリニューアルになります。
CXシリーズはダンロップラケットの中でコントロールに特化したモデルで、ネーミングは色々変わっていますがダンロップが昔からこだわっている「柔らかい打球感」が顕著なモデルです。
その打球感に惹かれて使い続けてる一般プレーヤーも多いです。
そんな人気モデルを打つことができたので、感想をレポートしていきたいと思います。
今回レポートするのは中心スペックである「CX200」です。
新CXシリーズの特徴は?
2024年モデルは金型から一新されていてフルモデルチェンジされています。
コンセプトは、
ボックスラケットらしい球持ちとハイブリッド以上のパワーとスピン性の両立
です。
このハイブリッドとはボックス系とラウンド系の中間に位置するラケットのことを指しています。
コンセプトを実現するため、フレーム形状やRA値に変更が入っています。
具体的にどんな変更が入ったのかについては、以下の記事で整理していますので、良かったら目を通してみて下さい。
Dunlop社のこだわりが感じられると思いますよ。
CX200 2024のスペックは?
CX200 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 21.5mm | 16×19 | 315mm |
前作から数値上の違いはありません。
ファーストインプレッション
まず最初に感じたのは「飛びの良さ」です。
「え、CXってこんなに飛ぶんだっけ?」って思いました。
そして振動が少なくて打球感がマイルド、この辺はCXらしさを感じます。
ボレーボレーでは、飛びが良くなっている分ラクになったなという印象を持ちました。
飛びは良くなっているけど掴み感もあり、ただ弾いちゃう飛びではありません。
ストローク
ストロークでは、スイートエリアが広がった?という感じがしました。
面内剛性が柔らかくなった影響でしょうか?
初代CX200を打った時はスイートエリアとそれ以外で結構差があるな、、
と感じていましたが、進化するたびにそれが解消されていってる気がします。
打球音は結構低めて「掴み」感が強く感じられるのですが、打球感に重さがなく適度な重量感でボールが飛び出していきます。
ぼく個人的にはこれくらいの重量感が良かったですが、もしかすると軽すぎると感じる方もいるかもしれません。
次に弾道ですが、乗りが良いせいかボックス系のイメージよりは上がりやすい(スピンがかかる)ように感じました。
上がっちゃうじゃなくて、意図した通り上がるという意味です。
反発の高さが守備面もアシストしてくれて、攻守のバランスもとれていると思います。
ボレー
CXシリーズのボレーの打ちやすさは間違いありません。
バランス・打感が良いのに加えて、2024年モデルはパンチも出しやすくなっています。
RA値が硬くなっているようですが、正直打った感じは変わらぬ柔らかさがあり、言われなければわからなそう。。。
ボレーでもスイートエリアの広さを感じました。
掴みがあるので、ボールが暴発せずに狙ったところに落としやすかったですね。
サービス
ぼくのテニスで一番スイングスピードが出せているのがサービスだと思うのですが、サービスが一番柔らかく感じました!
それでいて衝撃も少ないので、選手モデルでありながら身体にも優しいモデルだと思います。
テニス仲間に、
中厚系黄金スペックラケットを使用している時は慢性的に肘が痛かったけど、CX200(2021年モデル)に変えたら治った
という話を聞いたのですが、それも納得できる打球感でした。
ボールのスピード感はボックス系の競合モデルより速かったと思います。
回転も想定通りにコントロールできて、不満な点・気になる点は全くありませんでした。
まとめ
以上、CX200 2024の試打レポートでした。
攻守のバランスが良くて、打ちにくいショットがない、
シンオールラウンドラケット
というのが僕の評価です。
プレースタイルを選ばず、使う人のパフォーマンスを上げてくれる魅力的な1本です。
興味があったら是非試してみて下さい!