フランスのメーカーで日本ではラコステジャパンと販売代理店契約を結んでいるテクニファイバー。
もとはストリングを中心にしていたメーカーだったので、ラケットの印象は他メーカーに比べると少し薄い印象がありました。
ですが、近年はメドベージェフ選手の大活躍で露出が増え認知度も向上、使用している一般プレーヤーも増えたと感じます。
女子でも2020年全仏オープンを制したイガ・シフィオンテック選手が契約しています。
そんなテクニファイバーラケットについて、特徴やラインナップを整理していきたいと思います。
ラインナップをインプレとともにご紹介
T-FIGHTシリーズ
![テクニファイバー t-fight305 iso インプレ](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_4924-e1661335836585.jpg)
![テクニファイバー T-FIGHT300 インプレ・レビュー](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_5146-e1680312487619.jpg)
男子世界トップのメドベージェフ使用モデル。
「ボックスフレームの打球感とエアロ形状フレームの飛び」の両立を目指したラケットです。
乗りが感じられる打球感でありながら反発もそこそこあり、ハードルはそれほど高くありません。
デザイン性も良く人気のモデルです。
2022 / 2023年登場の最新モデルはISOFLEXが搭載されたことにより、スイートエリアが広くなってより扱いやすくなっています。
詳細インプレはこちらです。
TF-X1シリーズ
![テクニファイバー X-1 新製品情報](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3906-e1626862659575.jpg)
![テクニファイバー TF-X1 新製品情報](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3912-e1626862691307.jpg)
2021年発売された新シリーズ。
人気ラケットの中心スペックである、
- 重量:300g
- バランス:320mm
- フェースサイズ:100平方inc
がラインナップされています。
このラケットはグリップエンドにスチールを埋め込んだ「X-DAMP」と呼ばれるテクノロジーが特徴!
振動止めでは取り切れない低周波をカットしてくれて、快適な打球感を伝えてくれます。
また丸っこいフレーム形状を採用しているため、横ストリングが長くなりパワーが増大しています。
詳細インプレはこちらです。
TEMPOシリーズ(旧T.Rebound)
![テクニファイバー TEMPO298 インプレ・レビュー](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4852-e1656722649384.jpg)
![テクニファイバー TEMPO298 インプレ・レビュー](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_4858-e1656722731450.jpg)
シフィオンテック選手使用モデル。
女性専用モデルとして発売されているラケットです。
が、298は男性も十分使えるもの(ていうか男性向け)だとは思います。
特徴は、ラケットの長さが26.5incというラインアップがあり、一般的なラケットよりも短い設計になっています。
この恩恵で操作性が向上しています。
さらにシャフト面が改良されていて反発性の高い(よく飛ぶ)ラケットとなっています。
TF40シリーズ
![テクニファイバー TF40 2022 インプレ](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4271-e1645834097844.jpg)
![テクニファイバー TF40 2022 インプレ](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4262-e1645834013669.jpg)
テクニファイバー40周年目に発売された、フラグシップモデル。
T-FIGHTよりも競技モデルとなっていて、超絶打球感が良いという噂です。
初代は打つことができなかったのですが、2022年モデルの2代目を打つことができました。
ボックス系のクラシカルな打球感があり、確かに気持ち良い。
さぞかし飛ばないかと思いきや、意外と飛びもあり扱いやすい印象でした。
テクニファイバーラケットの特徴
現行モデルはホワイトベースのラケットで「キレイ目」な印象。
![テクニファイバー X-1 新製品情報](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_3899-e1626862563526.jpg)
![Tecnifibre T-FIGHT rs 300 インプレ](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_5523-e1600479756125.jpg)
超絶スピンとか鬼のような反発性とか尖った特徴があるラケットではなく、全体的にバランスが良いラケットが多いです。
そのなかで、「コントロール」なのか「パワー」なのか「操作性」なのか、、、
自分が重視したい特徴で選べるラインナップになってます。
一般プレーヤーへのおすすめは?
ゴン攻めストローカー
- T-FIGHTシリーズ
- TF40シリーズ
ストロークでハードヒットして相手を追い詰めていくプレーに最適なのがこちら。
しなりのある打球感なので「乗り」があって安心して振り抜くことができます。
オールラウンダー
- TF-X1シリーズ
こちらはラケットパワーがあり、ラケットアシストを得ながら多彩なプレーをする人に向いています。
ぼくはこのラケットで打つサービスの精度が良くかなり気に入りました。
ストローク・ボレーも普通に打ちやすく、バランスの良いラケットです。
シコラー(ミスの少ないプレーを目指す人)
- T.Rboundシリーズ
シコラーというとなんかイメージがあまり良くないですがw、正確なインパクトがしやすくミスヒットしにくいラケットです。
26.5incという長さだからこその操作性があり、扱いやすいモデルです。
ボールの勢いというより、正確性で勝負!できる限りミスを抑えたい人にお勧めできるラケットです。
まとめ
癖がなくてシンプルに扱いやすいラケットをお探しの方に向いているメーカーです。
デザイン性も秀逸ですし、興味があったら是非試してみて下さい。
最後に余談
2019年にブランド誕生40周年を記念して、ブランドロゴが変更となり、よりカッコよくなっています。
![テクニファイバー NXF インプレ](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1976-e1612524480703.jpg)
ラケットバッグなんかも所有欲を満たしてくれそうな逸品で、ラケットとセットだと超強そうですw
興味があったらこちらもチェックしてみて下さい。