トロラインストリングのラインナップで未だ実食していなかった、スーパートロを打つことができました。
これまで打ってきた中で感じたトロラインストリングの特徴は、「柔らかい」「バランス」「硬い」の性格がはっきりしていて、自分の好みのものが見つけやすいという点です。
今のところぼくの中ではバランス型の「キャビア」がNo.1です。
今回のスーパートロはキャビア超えなるか、ワクワクしながら試して参りました。
基礎練からのダブルスマッチ練という流れでじっくり試してきたので、感想をまとめていきたいと思います。
スーパートロの特徴は?
スーパートロは断面形状が「5角形」になっている、多角形状のストリングです。
回転が良くかかりそうなイメージが湧きます。
また、公式サイトの情報では「キャビアより硬い」と記載されていることから、若干ハードヒッター向けなストリングになっている模様です。
「ちょっと硬めな5角形ストリング」がスーパートロの特徴と言えます。
張り上がりとテンション
イエローにブルーが合うのかちょっと心配でしたが、そんなに悪くない気がします。
ストリングに触れた感じ、かなり角張っていてボールを噛んで(食いついて)くれそうです。
少し暖かくなってきたので、46ポンドで張りました。
ストローク
まず最初にラケットの重量が若干増したように感じました。
これまではYONEXのポリツアープロを張っていたのですが、このスーパートロの方が重いと思います。
打球感は、結構硬いしっかりしたストリングという印象でした。
ある程度強く当てないと撓みが感じられません。
しっかりインパクトができると、一瞬の撓みを感じた後にパワーのある球が飛ばせます。
回転性は多角形らしくかなり高め。
5角形状なのでしっかり引っかかってくれます。
ダブルスのゲームでは、相手がウォッチしたボールが激落ちして「イン」というシーンが数回ありました。
それだけ回転がかかっているのだと思います。
ボレー
ポリツアープロに比べて、ボレーの難易度は上がりました。
具体的にいうと、ストリングの硬さの影響でオフセンターでの飛びが弱くなってしまい、ごまかしが効きにくくなった点です。
スイートエリア付近で取れているシーンでは、少し硬いけど思い通りのボールを打つことができました。
「硬いストリング=飛ばない」
というイメージを持っていたのですが、反発性はそこそこある感じで、思ったよりも飛んでくれるちょっと不思議な感覚でした。
サービス
回転を目一杯かけたスピンサーブでは、僕のフィジカルでも逆跳ねするボールが打てました。
それだけ回転のかかりは秀逸です。
ボレーのところでも少し触れましたが、反発も良いのでスピードが出しやすく、1stと2ndの中間(回転を少なめにした2nd)の質が高く、確率と威力の両立ができた気がします。
耐久性とテンション維持性は?
初回の練習でノッチはほぼできていませんでした。
テンションは、結構緩みましたね。。。
ここはしばらく注視してみようと思います。
約1ヶ月でのへたり具合をレポートしました。
耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
競合ストリングは?
色に影響されている可能性がありますが、YONEX ポリツアースピンに似ている印象でした。
回転性や打球感の硬さは同等で、ポリツアースピンより反発性が強い感じ。
ポリツアースピンが好きな方でもっと飛ばしたい人に刺さりそうな予感です。
まとめ
以上、スーパートロのインプレでした。
ハードヒッターに向いたガチめのストリングですね。
ボールにスピードと回転を求めている方は是非お試し下さい。
期待に応えてくれると思います!
キャビア・アブソルートは6角形、ワサビは4角形、スーパートロは5角形と違いがはっきりしていますね。