2020年発売の注目ラケット、EZONEシリーズの中心的スペックであるEZONE100を打つことができました。
先日に軽量スペックである「EZONE100 SL」を打ち、
- ボレーが楽
- スライスのキレが良い
- コンパクトスイングで良い球が飛ぶ
という良さを感じつつ、
- トップスピン系ストロークが少々飛びすぎる
- (軽すぎて?)サービスにスピードが乗りにくい
という気になる点もありました。
黄金スペックであるEZONE100は軽量スペックと比較してどうなのかという比較を入れつつ、各ショットの感想をレポートしていきたいと思います。
EZONE 2020のコンセプト
この新作に搭載されているテクノロジーやメーカーの開発コンセプトについて整理した記事がこちら。
どのような目的で作られたラケットなのか興味がある方は確認してみて下さい。
先日打った軽量モデル、EZONE 100LSのインプレはこちら。
このラケットとの比較を混じえて感想を述べていきます。
EZONE100 スペック
EZONE100 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23.5-26-22mm | 16×19 | 320mm |
黄金スペックど真ん中。
飛びや打球感がどのように味付けされているのか楽しみです。
ファーストインプレッション
ウォーミングアップの時点で、ボールの「乗り」の良さが印象に残りました。
SLのように「ポーン」と弾いてくれるものでは無く、「グッ」と乗ってから反発して飛んでいきます。
ですので、打球感は結構しっかりあって打ちごたえがあります。
全体的にコントロール性が高そうに感じました。
ストローク
前作、5代目EZONE100は反発が強く、ボールが潰しきれない印象がありましたが、今作はしっかりと潰すことができます。
かといって反発(パワー)が落ちているわけではなく、潰した後にしっかりと飛ばしてくれます。
前々作の「DR」に近いんじゃないかと思います。
オフセンターでヒットしても硬くて弾かれる感じはなく、強度なゴム?みたいな弾力のある感触でアシスト機能も高め。
このような特色から、スピン系のボールは非常に好感触で打つことができました。
スライスに関してはSLの弾きが好みでしたが、自分のプレーのバランスを考えると、こちらの方が自分に合っているなという感想です。
ボレー
ボレーでも「乗り」はしっかりと感じられます!
なので打球が少し重めですが、アシストは強いのでしっかり飛んでくれます。
スイートスポットが広いのか、あからさまな「当たり損ね」が少なく感じ、卒なく無難にこなせる感じでした。
操作性に関して、普段使っている軽量ラケットと比較するとやはり「重さ」は感じますが、問題なく対応できる範囲です。
サービス
サービスに関しては、SLをはるかに上回る打ちやすさを感じました。
300gとそこまで重くはありませんが、これくらいの重量があると自然にヘッドが走り、イメージ通りのスピード感でボールが飛んでくれました。
というか、想定以上のスピード感でした。
一旦フェースにしっかり食い込んでから吹っ飛んでいく感じで、かなりパワーがありますね。
引っかかりも良かったので、回転の掛かりも良く、非常に良かったですね。
EZONE ラケットフィーリングインタビュー
EZONEシリーズを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのようなフィーリングなのでしょうか!?
ラケット評価チャート
まとめ
以上、EZONE 100 2020のインプレでした。
- DRに近いしっかりした打ちごたえ
- 強い反発によるパワー
この長所がうまく共存したオールラウンドなラケットだと思います。
前作飛びすぎ・・と感じた方でもしっくりくる飛びになっています。
興味があったら是非試してみて下さい。