先日情報が公開された新作ラケットT-FIGHT305の2022年モデル。
先日から出荷が開始されたようで、ようやく打つことができました。
この新作は新たに「ISOFLEX」が搭載され、より扱いやすくなっているという前情報があり、非常に楽しみにしていました。
2時間の基礎&マッチ練でガッツリ打ち込んだので、使いたてほやほやの感想をレポートしていきたいと思います。
目次
T-FIGHT305 2022の特徴は
まず、この新ラケットの特徴を簡単におさらいしていきます。
大きな特徴は、
- RS Section
- 18×19
- ISOFLEX
以上の3つです。
冒頭にも上げたISOFLEXは、ストリングの長い部分と短い部分でフレームの強度を変えて、
- ストリングの長い部分では強度を上げてストリングがたわむ様に
- ストリングの短い部分では強度を下げてフレームがしなる様に
このような設計技術で、プレーヤーとしてはオフセンターとスイートエリアの差が少なく、スイートスポットが広がったような感覚を持つことができます。
その他テクノロジーの詳細は以前に投稿したこちらの記事をご覧ください。
T-FIGHT305 2022のデザインは?
白メインでトリコロールな配色がお洒落でカッコいいっす。
白の影響かフェースが少し大きく感じました。
T-FIGHT305 2022のスペックは?
T-FIGHT305 2022 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 18×19 | 325mm |
ファーストインプレッション
ウォーミングアップの時点で飛びの良さを実感。
ただ、前作もイメージより飛んでくれたので、これは想定の範囲内です。
ボレーボレーで当たり損ないが少なく感じたのはISOFLEXの影響かな。。?
目が細かいことによる違いはアップでは感じませんでした。
ストローク
距離を伸ばすと、目の細かさによるコントロール性が顕著に感じられます。
弾道を調整しやすく、イメージに近い軌道で打つことができました。
これまで目が細かいラケットを打つと、厚く当てたフラット系の球は素晴らしいけど、弾道が上がらない(泣)という状況に陥ることが多かったのですが、このT-Fightは引っかかり感を感じることができ、適度に弾道を上げることができました。
フラット系のショットの精度も高く、バックハンドのダウンザラインが特に打ちやすかったですね。
なんだかミスする気がしませんでした。
そう感じるのもスイートエリアの広さが関係していると思います。
少しくらい外してもちゃんと飛んでくれる安心感からしっかり振り抜けるので。
前作は、スイートエリアとオフセンターの差が大きく難しさを感じていたのですが、今作はそれが見事に解消されていて、よりオールラウンドなラケットとなりました。
ボレー
- 適度な反発
- 広くなったスイートエリア
この2点が揃っているので、ミスる心配なくボレーをすることができます。
ハーフボレー、ローボレー、ミドル、ハイ、スマッシュと違和感なく捌くことができました。
あ、唯一「むむっ!」と感じたネガティブな部分がありました。
それはヘッドの重さ。
- 重量:305g
- バランス:325mm
というスペックなので、早い展開のボレーボレーではちょっと大変でした。
使っていくうちに慣れて克服できるとは思いますが、普段トップライト系(バランス:315mm)を使っている自分には重かったです。
サービス
サービスでは、ボレーでネガティブだったヘッドの重さがポジティブに変化。
遠心力の効果でボールに強い力が加えられ、かなりスピードの乗った良いサービスを打つことができました。
また、乾いたクリアな打球音を奏でてくれて、打ってる本人のテンションをあげてくれました。
相当に気持ちよくサービスが打てます。
調子に乗って(確率無視で)1stを打ちまくらないようにする自制心を持った人が使うことをオススメしますw
回転では、スピン系よりかスライス系の変化を大きく出すことができました。
なので僕の場合、曲げて滑らしてリターンミスを誘う戦術がしっくりきそうです。
ライバルラケットはなに?
- 目が細か目でコントロール性が良い
- 目が細い割に回転がかかる
- 飛びが良い
この特徴を持つ他のラケットを上げると、HEAD SPEED PROでしょうか。
T-Fight305の方が若干スイートエリアが広く、弾道が上がる印象です。
ラケット評価チャート
バランスが良いので、プレースタイルを問わずに使えるラケットだと思います。
SNSでの感想抜粋
メーカーの試打企画でのインプレをご紹介します。
T-Fight 305 ISO レーザーコードを初打ち。前作と比べると、メタルからウッディーな打感に変わり、ポリガットの硬さも感じにくくなった印象。またスイングウェイトの割に取り回しはしやすい。TF40よりパワーが欲しい人にピッタリ。#マイインプレッション #テクニのプライド pic.twitter.com/4Bvg3IaZtI
— pato.rick (@pato01jp) August 21, 2022
T-fight305のモニター最終日🎾
スピンはかかるけどあまり軌道は高くない感じです。力まないと本当に軽く深く飛びます!
サーブはヘッドの重さで中々のスピードが出ました。
今日が最終日😭残念…#テクニファイバー#テクニのプライド#Tecnifibre#T-fight305 pic.twitter.com/zuvcyaZVj8— とも (@towachi1122) August 7, 2022
まとめ
以上、新型T-FIGHT305のインプレでした。
途中にも書きましたが、前作よりもスイートエリアが広がり扱いやすさが増し、ハードルが少し下がった印象です。
これまで黄金スペックのラケットを使っていたけど、もう少し攻撃的なプレーに向いたラケットに変えたい
というような方の候補に上がる1本だと思います。
興味があったら是非試してみて下さい!!