受け継がれる伝説の更なるレベルアップ / #ProStaffv14#変わらない為に変わり続けるテニスの真髄 pic.twitter.com/Peav2r6Ohz
— WilsonTennisJapan (@wilsontennisjp) February 14, 2023
Wilsonの歴史ある名器プロスタッフの最新作(V14)を打つことができました。
今回試したのは、V14で追加となった「プロスタッフX」でプロスタッフ史上珍しい、フェースサイズ100というスペックのラケットになります。
重くて小さいラケットは厳しい年齢になってきているので、このフェースサイズに魅力を感じて試してみました。
実機をがっつり打ち込んできましたので、感想をレポートしていきたいと思います。
プロスタッフX V14の特徴は?
- パラダイム・ベンディング
歴代プロスタッフ、特にフェースサイズが85とか90とか小さかった時代の打感を、現代の最新技術で再現した
というのが大きな特徴です。
最近のプロスタッフは97が主流なので、クラシカルなものに比べるとフェースが大きくなっていますし、材料であるカーボンも進化しています。
そこでWilsonはクラシカルなプロスタッフの打感を「数値化」して、それに近づけるように調整して完成したのがV14です。
テクノロジーの詳細はこちらの記事をご覧ください。
プロスタッフX V14のデザイン
日の当たり方で色味が変わる最近のWilsonラケットらしいデザイン。
画像で見るよりも赤っぽくて、想像していたよりも綺麗な色でした。
プロスタッフX V14のスペックは?
プロスタッフX V14 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 100平方inc | 27inc | 21.5mm | 16×19 | 310mm |
数値を見る限りではなかなかなハードスペックラケットですが、100平方インチにしたことでどこまで扱いやすくなっているか、に着目して打ってきました。
ファーストインプレッション
「お、イメージよりかなり飛ぶぞ!」
これが正直な最初の感想。
まさかプロスタッフを打って「飛ぶなぁ」と思う日が来るとは。。
当然プロスタッフらしい掴む感覚もあります。
「掴んで飛ばす」テニスの気持ち良さが凝縮された打感です!
ストローク
ラケット重量があるので、相手のボールに負けにくいですね。
その分重めの打感ではあるのですが、コントロールが乱れにくいです。
なので、コンパクトにライジング気味に捉えるボールが打ちやすかったですね。
自分ではそんなに一生懸命振ってる感覚はなく、楽に振っているけどボールが潰れているインパクト音が鳴り、ボールの伸びがあった気がします。
スピン性がすごいとかスピード感がやばい、とかはないけど、自分の実力がそのままショットに現れる感じ、余計な味付けがない!?ボールでした。
薄ラケは片手バックが打ちやすい。
振り抜き最高!!
ボレー
ボレーに関しても飛ぶので難しさはそれほど感じませんでした。
掴む感覚があるのでちょっとスライスをかけたりといったこともやりやすい🙆♂️
プロスタッフなのにボレーが楽しいです。
ですがやはりスイートエリア以外に当たってしまうと、飛ばすのが難しいですね。
スイングの小さいボレーだと顕著に感じます。
ストロークはスイングがあるのでごまかしが効くのですが。。。
サービス
ラケット重量を生かしてゆっくり打つイメージで、バウンド後に伸びる良いサービスを打つことができました。
100sqインチですが、縦長な形状なので、振りやすい!!
引っかかりすぎて、ワイドに切れるとかオーバーするといったことが少なかったように感じます。
重量があって小手先操作をしないからかな。。。?
サービスに関しても、自分の実力通りのボールが飛ぶ感じでした。
ラケット評価チャート
まとめ
プロスタッフらしい「掴み」がありながら、飛びもしっかりしている、新時代のラケットですね。
「パラダイム・ベンディング」名前負けしてない効果を発揮している印象です。
掴み感が好きなシニアプレーヤーに好かれそう。
打つ前は思い出作りくらいのテンションで試したのですが、
- 思いのほか使いやすい
- クラシカルな打感が気持ち良い
と好感触でした。
プロスタッフという名前にビビりがちですが、
ということがわかりました。
本記事ではこれを一番伝えたい!
というわけで、プロスタッフに興味がある同年代の皆さん、ぜひ試してみて下さい!!
「X」は我々中年にも十分使えるラケットである