2018年3月に発売となったYONEXの最新ポリエステルストリング、「ポリツアーストライク」をVCORE PRO 97に張って打ってみました。
この新作はYONEXのホームページでは以下のように謳われています。
ハードヒットを繰り返しても反発力が変わりにくいポリエステルストリングの開発に着手。POLYTOUR STRIKEは、製造(紡糸)時の条件を厳密に管理することによって分子配列を制御し、繰り返し衝撃を受けても性能変化の少ない設計としました。その結果、繰り返し打球した際の飛距離の変化が小さく、連続してハードヒットしてもコントロールしやすいため、攻め続けることができます。さらに、他社主力品との初期性能の比較では、パワー+1.7%※1、スピード+0.4%※1とハードヒッターが求めるしっかりしたうち応えを実現しています。
どうやらウリは、ストリングの耐久性である模様。
テニスストリング『POLYTOUR STRIKE』を3月下旬に発売‼
シャポバロフは、同ストリングを使用開始してからATPランキング140UPの46位を記録。「弾きとフィーリングが良くパワーもある。長い試合でもテンションが維持され、コントロールしやすい」と話しています☺https://t.co/1uPemBQiKa pic.twitter.com/cWzngANjqX— yonex.co.jp (@yonex_jp) 2018年2月20日
トッププロは試合中にストリングの緩み(劣化?)が気になるようですが、私はそんなこと良く分からないので、張りたてのテンションがより長く持つことを期待しています。
それではストリングの感想をまとめていきます。
VCORE PROに張った姿
またまたラケットばかり強そうに仕上がってしまいました。
ラケットの見た目と私のテニスの実力がマッチするように努力しなければ・・・
画像だとわかりにくいかもしれませんが、「黒」ではなく、「濃いグレー」です。YONEXのサイトでは「アイアングレー」と書かれています。
打球感
「弾きが良い!」というのをまず最初に感じました。
YONEXのポリストリングで弾きに優れている「ポリツアーファイア」よりは抑えられた弾きで、打球感はほんの少し重め。
YONEXのポリストリングの代表作「ポリツアープロ」より打球感は軽く、弾きが強いという印象を受けました。
弾き感が好きな人に好まれ、ボールの乗りが好きな人には「ん?」ってなりそうな気がします。
ストローク
弾きの良さのおかげでボールが楽に飛んでいく印象です。
実はもう一本のVCORE PROにはポリツアープロを張っていて、比較すると、ポリツアープロの方が、ボールがラケットに長く乗っている感覚が強いです。
それ(ボールの乗り)がコントロールの安心感に繋がりますが、打球感が重めになってしまいます。
ストライクの方が一瞬の喰いつきの後、「スパン」と飛んでいってくれます。
VCORE PRO自体がしなりの強いラケットで、ボールの乗りが良いので、ポリツアーストライクのような弾きが強いストリングが合っているのではないかと個人的には感じています。
ボレー
弾きが強い恩恵で、楽に飛んでくれます。(ポリツアープロとの比較)
感触としてはポリツアーファイアと似ていて、ポリストリングなのにボレーが楽。
若干ストライクの方が打球感が硬質かな・・・?
ダブルスメイン、ボレーメインの方でも苦にならないポリストリングだと思います。
サービス
弾きの良さから、スピードが出る感じがしました。
軽く打っても(軽く打ったから?)ポリツアープロで一所懸命打っていた時と同じようなインパクト音とスピードでボールが吹っ飛んでいく感じ。
弾きが良いからと言って回転がかからない訳ではなく、ほど良い引っかかりで思った通りの回転をかけることができました。
まとめ
ストリングに程よい弾きを求めている人に合うストリングだと思います。
個人的感覚では、ポリツアーファイアとポリツアープロの間位。
ポリツアーファイアだと弾きすぎ!だけどポリツアープロより飛んで欲しいというような要望に応えてくれるストリングだと思います。
しなりの強いツアースペックのラケットに合うポリストリングではないでしょうか。
最安値の確認はこちら
【追記】耐久性の情報はこちら
耐久性まで評価できたので、ストリングの特徴をレーダーチャートで表しました。
ポリツアーシリーズ比較記事はこちら
使用経験のあるポリツアーシリーズを比較してみました。
ストリング選びの参考になれば幸いです。