2019/7/18に発売が開始された、ヘッド グラビティシリーズ。
本日発売開始!!A.ズべレフ選手使用のヘッド新ツアーモデル『グラビティ』シリーズ全スペック入荷しています!トップ部のスイートスポットを広げ、安定性も抜群です。表と裏でカラーも違います(^O^)#HEAD#gravity #GRAPHENE360プラス#ズべレフ#テニス#ときわスポーツ#大宮 pic.twitter.com/ku2mb7bITD
— テニス・バドミントンときわ 大宮店 (@t_omiya_tb) July 18, 2019
今回はラインナップの中で最も癖がないと思われる、スタンダードモデルの「グラビティMP」のインプレになります。
以前打った軽量版の「MP Lite」との比較を混ぜながら、各ショットの印象をレポートしていきたいと思います。
グラビティってどんなラケット?
グラビティのラケットコンセプトや、使われているテクノロジーといった情報はこちらにまとめています。
グラビティMP Liteのインプレはこちらです。
グラビティMPスペック
本記事でレビューする「MP」のスペックについて改めて確認しておきます。
GRAVITY MP スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 100平方inc | 27inc | 22mm均一 | 16×20 | 325mm |
ちょっとトップヘビーな薄型黄金スペックという感じですね。
ファーストインプレッション
MP Liteに比べ重量が15gも違うので、「ずっしり」感があります。
また325mmというバランスのせいか、ヘッドが重い感覚があります。
ラケットヘッドが自然に回ってくれそうです。
ウォーミングアップでは、グラビティっぽいボールを「噛む」感覚がありつつも「MP Lite」よりは湿った(?)ような粘り気のある打球感を感じました。
ストローク
距離を離して強いインパクトをすると、Liteとの違いがはっきりと現れます。
Liteは「乾いた」打球感で弾きが強く、それに比べ、MPは球乗りが良くなっている分少し柔らかい打球感になっています。
インパクトで「噛む」感覚までは似ていて、その後の飛ばし方が少し違うようです。
打った後のボールはといいますと、トップヘビー効果で勢いのあるボールが飛んでいきます。
しっかり構えてジャストミートさせた時は、重そうなボールが飛んでいる印象がありました。
とっさに面を作ったりといった操作性はMP LITEには及ばないものの、違和感なく扱うことができたので、325mmという数字は気にしなくても大丈夫そうです。
今回Liteモデルと比べてみて思った大きな違いが、「ハードヒットして振り抜いた後の構え易さ」です。
何を言ってるかといいますと、フォアでもバックでもハードヒットして振り抜くとラケットが体の中心から離れたところにありますよね。
そこからレディポジションの位置まで戻して次のボールに備えて構える必要があります。
その戻し易さ、次のボールに対する準備のし易さに結構違いを感じました。
MP Liteの方が早く準備できます。
ダブルスでテンポが上がってきた時など、地味に武器になりそうです。
ボレー
MP Liteでは難しさを感じたボレーですが、MPは球乗りの良さからか違和感なくボールを飛ばすことができました。
ラケットがボールを「噛んで」「乗っけて」くれるので、自分は運ぶだけ。
薄型ラケットらしく、飛びは抑え気味になっているので、自信を持って強くインパクトできるのも魅力でした。
「乗り」が違うだけなんですが、ボレーの印象は大きく違いました。
私はMPの方が違和感なく処理できました。
サービス
ラケットトップの重量感がいい仕事をしてくれました。
インパクトからの走りはもちろん、インパクトまでの助走もアシストしてくれ、自分の力を使わずともスイングスピードを出すことができます。
ボールに強く当てられるので当然威力も出ました。
インパクトの音が暴力的なものになり、それも威力が出ているように感じさせたのかもしれません。
サービスでも「乗り」の良さは健在で、いい感じで回転がかけられます。
個人的に、MP Liteでは助走部分で加速できず違和感を感じたので、MPの方がしっくりきました。
グラビティ ラケットフィーリングインタビュー
ラケット評価チャート
まとめ
以上、グラビティMPのインプレでした。
- ボールを「噛む」
- ボールが「乗る」
- ラケットヘッドが走る
- コントロール性が良い
と、癖がなく打ちやすいラケットという評価です。
当初は難しいラケットなのかな、と警戒していましたが私のようなおっさんでも普通に使いこなせるラケットです。(ProやTourはわからないけど・・)
興味があったら是非試してみてください。