グラフィン360プラスを搭載したスピードシリーズのスタンダードモデル「スピードMP」をガッツリと打つことができました。
この記事を書いている今現在、メインで使用しているラケットは同シリーズの「スピードS」になります。
スピードSに変えた理由として、
✅軽量ならではの操作性の良さ
✅パワーと回転の両立
が自分に合っていると感じたことが挙げられます。
「スピードS」ユーザー視点では、ちょっと重くて、ちょっと薄いのが「MP」という認識でいたんですが、実際に比べてみるとそれ以外にも細かい違いがあることに気づきました。
そんな細かい違いも含め「スピードMP」を評価していきたいと思います。
G360+ スピード概要
ご存知の方も多いと思いますが、新型スピードの特徴をおさらいです。
シャフト部とフレームの「12時」「3時」「9時」に配合されたグラフィン に加え、「5時」「7時」の部分にスパイラルファイバーを搭載させ、
✅エネルギー伝達性の最適化
✅クリアな打球感
を実現させています。
スピードSを使っていて「パワー感」は強く感じています。(特にサービスで)
G360+ スピードMP スペック
G360+ SPEED MP | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23mm | 16×19 | 320mm |
最近のヘッドラケットはパワーレベルを独自の「CPI値」として数値化しています。
MPもパワーレベルは結構高めですね。
ファーストインプレッション
やはり「S」ほど反発が強くなく、ボールの重さを感じます。
重厚感のある打球感です。
ストリングへの引っかかりの良さが印象的でした。
ストローク
ウォーミングアップで感じた引っかかりの良さは距離を伸ばすとさらに強く感じられます。
「S」よりも引っかかります。(「S」もよく引っかかるなぁと思ったのですが・・)
ストリングパターンを良く見ると、
MPのクロスストリングの方がレンジが長く、全体的に「粗く」なっていることがわかります。
この違いはカタログ等から読み取れなかったので、実機を見て初めて気づきました。
この影響で同じ本数でもより強い引っかかりが感じられるのだと思います。
しっかり構えてジャストミートできた時は、ラケット重量を生かした回転と推進力が両立した良いボールを打つことができました。
カッチリとした打球感が気持ち良く、普通にストロークラリーをしている時は、
「あぁMPもいいなぁ」
と心が揺れ動きまくりました。
ただ試合になると「S」の操作性が恋しくなり(リターンや差し込まれたボール)、悩ましい・・・
ボレー
フレームの安定感からか、コントロール性の高さを感じます。
肩口くらいの高さの決めボレーの精度が高く、左右へのブレが小さかったのが好感触でした。
ただオフセンターになると弾かれるような感覚も強く、少し難しさも感じました。
同じCPI値のプレステージSと比較すると、スピードMPの方が反発があって若干楽な印象でした。
サービス
ラケットヘッドの走りが良く、スピード感のあるサービスが打てます。
回転も良くかかり、弾道が安定して確率良くサービスを入れていくことができました。
面の安定性もあるのか、すっぽ抜けるような感覚がなく非常に気持ち良く打てます。
気になるのは、弾道が超素直な点。
「S」の方がスイングスピードが出せるので、バウンド後の伸びがあるように感じます。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、グラフィン 360プラス スピードMPのインプレでした。
✅カッチリした打球感の良さ
✅強い引っかかり
が非常に良かったですね。
特に打球感は「S」よりも好みでした。
薄めのラケットで回転性の高いラケットを探している方に突き刺さるラケットだと思います。
興味があったら使ってみて下さい。