テクニファイバーラケットのフラグシップモデル、「T-FIGHT」の最新作「T-FIGHT rs 300 」を打つことができました。
こちらのニューモデルのコンセプトは、
- ボックスフレームならではの打球感
- エアロ形状の飛び
を両立させよう!というものです。
重量、フェースサイズ、バランスが同じなこちらを比較中。
性格が全然違います❗️ pic.twitter.com/6XHPhsWiK8
— ryomei (@MtRyomei) September 18, 2020
早朝練習でガッツリ打ち込んできたので、
✔︎ 実際の打球感はどうだったか?
✔︎ 各ショットの印象
✔︎ 他の同スペックラケットと比較してどんなもんか?
というあたりを詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
T-FIGHT rs シリーズの特徴
冒頭に書いた通り、
「ボックスフレームの打球感とエアロ形状フレームの飛び」
を両立させるため、2つの技術が搭載されています。
- rs Section
- YOKE CONNECTIONS
▶️ シャフト部の形状を5角形にしてインパクトの安定性と快適性を向上。
▶️ さらにシャフト部とフェース部の接続部分の形状も再設計して、パワーロスの防止とコントロール性の向上。
こんな特徴があるラケットです。
より詳細な情報はこちらでまとめてますので、よかったらどうぞ!
T-FIGHT rs 300 デザイン
小洒落たかっこいいデザインです。
さすがフランスメーカー。
T-FIGHT rs 300 スペック
T-FIGHT rs 300 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 320mm |
重量、フェイスサイズ、バランスが、今の自分のドストライク。
どんな打球感か楽しみです。
ファーストインプレッション
ウォーミングアップのショートラリー1球目で、
「おっ、弾き感すげー」
という感想。
ボックスフレームとは思えない軽快さがありました。
ボレーボレーも同様で、芯で当てれば簡単にボールが飛んでいく感じがあり、「扱いやすそう」という印象でした。
それと素振りで「ヒュッ」とエアロ系の音がするのも印象的です。
ストローク
強いインパクトにすると、今度はボックスっぽい「乗り」が顕著になってきます。
最初に感じた弾き感からは想像できないほど乗ります。
なので、浅いボールから攻めたい時なんかでもぶっ飛びを心配することなくしっかり振っていけます。
これはボックスらしい特徴なんですが、このラケット守備もかなりいい感じなんです。
というのは、差し込まれたボールに対し、合わせてなんとか返したい!というシチュエーションで、大して振らなくとも芯に当てれば「弾き」でしっかり飛ばしてくれるんです。
色々なメーカーのボックス系フレームを打ってきましたが、この守備力の高さは今までありませんでした。
この弾きの恩恵か、スライスの伸びが良かったと思います。
ストロークで唯一残念だったのが、スイートエリアとそれ以外での打球感に大きな差があること。
年齢を重ね、動体視力が劣化してきたおっさんには、差がもうちょい少ないと嬉しいかな。
ボレー
ボレーに関しても「弾き」の恩恵で非常に良い感触でプレーすることができました。
しっかり踏み込んで「おりゃ!」と決めにいくようなハイボレーでは、ボールがラケットに「キュッ」と吸いついてから「ドン!」と発射される感触で、パワーのあるボールを打つことができました。
「キュッ」があるので、コントロールもしやすいです。
面が暴れないのでパワーも乗せやすく、操作性も違和感ありませんでした。
サービス
サービスは特に振り抜きが良く、非常にスピードの乗ったサービスが打てました。
フレームがシュッっと縦長なので、振りやすいのかもしれません。
ボックス系のフレームにしては、スピンの跳ねも良かったと思います。
競合機種との比較
- まず現在メインで使っている「Prince BEAST98 2020」との比較。
✔︎ 反発:BEAST < T-FIGHT
✔︎ スピン:BEAST > T-FIGHT
✔︎ アシスト:BEAST > T-FIGHT
数値上は非常に似ている機種ですが、フレーム形状の違いからか、打球感には結構差がありました。
- 次にこの夏発売された、「DUNLOP FX500 TOUR」
✔︎ 反発:FX500T < T-FIGHT
✔︎ スピン:FX500T ≒ T-FIGHT
✔︎ アシスト:FX500T = T-FIGHT
- もう1つ、「HEAD G360+ エクストリームツアー」
✔︎ 反発:EXTREME < T-FIGHT
✔︎ スピン:EXTREME < T-FIGHT
✔︎ アシスト:EXTREME ≒ T-FIGHT
私の感覚では以上のような違いを感じました。
ラケット評価チャート
まとめ
強めに当てた時の「乗り」、簡単に飛んで欲しい時の「弾き」が共存した打球感で、これまでのボックスフレームにないラケットでした。
- ボックスの打球感が好きだけど、守備が厳しい
- ラウンド系の飛びがいいんだけど、強打するとフカしがち
こういう悩みがある方に是非試してもらいたいラケットです。
気になる方は是非お試し下さい。
新しい打球感に感激するかもしれませんよ。