『ULTRA入る』という個性的なキャッチフレーズで登場したWilsonのウルトラ。
サーブ&ボレーヤーのフェリシアーノ・ロペスが使用しています。
ダブルス用黄金スペックラケットとも言われていて、ボレーがしやすいラケットなのかな・・・と勝手に想像していました。
先日試打をする機会があったので、感想をレポートしたいと思います。
ラケットコンセプト
男女問わず世界的に人気の「黄金スペック」だが、プレースタイルがストローク主体の商品がほとんど。
現在のテニススタイルの主流はより攻撃的になり、ストロークはもちろん、しっかりとボレーもできるオールラウンドスタイルへと移行しつつある。
そんな最新のプレースタイルを実現させたのが、今回登場のウィルソン 「ウルトラ」シリーズ。
テニス365の商品紹介から抜粋させていただきました。
ボレーに照準を当てた新しいコンセプトのラケットです。
デザイン
ブルー系の爽やか?なデザインです。
先代の「JUICE」はホワイトの印象が強かったですが、それをなくし濃いめの色使いとなっています。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-26-21mm | 16×19 | 320mm |
スペックは黄金スペックそのものです。
ボレー用の特徴はスペック上からではわかりません。
ファーストインプレッション
ショートラリー、ボレーボレーでのウォーミングアップから、意外と飛ばない印象を受けました。
飛ばないというのは、黄金スペックラケットとしては・・・という意味で、ラケットアシストはある方だと思います。
振動止めはなしでのプレーでしたが、不快な振動はなく「カチ」としたクリアな打球感です。
ストローク
程よく飛んでくれて、コントロールしやすい!というのが最初の感想。
黄金スペックラケットでよく言われる「ぶっ飛びすぎる」ということはなく、コートにきちっと収まってくれます。
かといって、ツアー系スペックラケットのように自分の力でボールを飛ばさないといけないというわけでもなく、ラケットのパワーで程よく飛ばしてくれますのでパワーにあまり自信がなくても心配は要りません。
回転のかかりも良いですが、スピン系ラケットに比べるとバウンド後の伸びが若干弱いかもしれません。飛びが抑えられている分ある程度はしょうがないですね。
ボレー
面が全くブレない!
現在使用しているYonex Vcore SV100は強くインパクトした時に面がブレるような感覚があるのですが、ウルトラはそれを感じませんでした。
面がブレずにカチッとしたインパクトができるので、コントロール性がupし強いインパクトのボレーも自信を持って叩いていけます。
ローボレーやミドルボレーでも面ブレしないプラス飛びすぎない効果で、強めに当てても「入る!」と安心感を持って打つことができました。
サービス
私が自分の中で割と得意だと思っているスライスサービスに関しては、何の違和感もなく(想定通りの軌道で)打てました。
スピンに関しては想定の軌道より跳ねず、Vcore SVならもうちょい跳ねるなーと若干物足りなさを感じました。
コースを突いたプレースメント重視なサービスを打つ人にとってはコントロールしやすく、扱いやすく感じると思います。
関連動画
サービス/ボレー編
ストローク編
まとめ
飛びすぎず、面ぶれしない黄金スペックラケットです。
他メーカーではHEAD グラフィンタッチ インスティンクトが非常に近いと感じました。
両方とも黄金スペックにしては飛ばない、新しい感じです。
インスティンクトと比べ、ウルトラの方が幅がある形状なのでスピンがかけやすそうです。
飛びすぎない黄金スペックを探している方は試してみて下さい。
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