2016年全仏で錦織選手に勝ったガスケ選手の使用ラケット。
片手バックハンダーの憧れのバックハンドの持ち主です。
これにすればあのバックハンドが打てるかもしれないということで、レンタルして試打をしてみました。
グラフィンXT エクストリーム MPA インプレ
バボラのアエロシリーズ、スリクソンのREVO3.0と並ぶスピン系黄色ラケットです。
黄色のと赤のバランスが絶妙でかっこいいですね。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 24mm-26mm-23mm | 16×16 | 320mm |
黄金スペックです。今回はMPAというストリングパターンをカスタマイズできる機種をレンタルしました。16×16という目の粗い状態で張り上がっていましたので、その状態でのレポートになります。
エクストリームの特徴として、フレーム形状が円に近い(普通のより横幅がある)という点があげられます。
目の粗いストリングパターンとの相乗効果でものすごいスピンがかかるのでしょうか。
楽しみです。
ファーストインプレッション
非常に良く飛びます。他のラケットと比べると…
REVO3.0より飛びます。飛びはピュアドライブと遜色ありません。
が、ピュアドライブより中身が詰まっている打球感です。
グリップ形状はHEAD特有の扁平型ではなく、正八角形(?)で違和感なく使えました。
ストローク
非常にスピンがかかり、高い弾道で打つことができます。
残念ながら、ガスケのようなシングルバックハンドに急変はしませんでしたが、回転量の調整が簡単にできて、ショートクロスへのパッシングというお洒落なショットも打つことができました。
プロスタッフ系ラケットのようにボールをぶっ潰して攻めていくというより、回転量を調整し相手を下げたり、ショートクロス系ショットで相手を揺さぶって展開をしていくプレーヤーに向いていると思います。
ボレー
飛びが良いので、ボレーも楽に打つことができます。
ラケットの操作がし易いので、アンダー回転をかけて滑らせるという調整もできますし、咄嗟に面だけ作って返すという処理も、オールラウンドにこなせました。
サービス
サーブも回転がかかるので、バウンド後に跳ねるサーブが打てます。
スライスサーブも良く変化してくれて、相手が取りずらそうでしたので、回転量の重要性がより理解できました。速さだけではないんですね。
ツアー系ラケットのような暴力的な打球音ではないですが、相手を崩すのには充分なサーブを打つことができると思います。
試打動画
エクストリーム ラケットフィーリングインタビュー
エクストリームを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
黄金スペックでREVO3.0やピュアドラと似てはいますが、打ってみると飛ぶけど中身が詰まった打球感という特徴がありました。
ピュアドラは打ち易いんだけど、使っている人が多すぎるからちょっとなぁとか思っている人は試してみると良いかもしれません。
性能はほぼ変わりません!
トータルバランスが良くどのショットもそつなく打つことができるラケットです。