2017年間近になり各メーカーから続々とnewラケットが発売されています。ラケット好き人間にとってはそわそわしてしまう季節です。
先日足を運んだショップにWilson BLADEシリーズの2017年モデルが置いてありましたので、お借りして打ってみました。
BLADEシリーズの特徴は、ラケットの『しなりとねじれ』により生まれるパワーをボールに伝えて飛ばすというものになります。反発力で飛ばすピュアドラ系とは異なる思想です。
実際に使用した感想をレポートしてみたいと思います。
デザイン
ツヤなしブラックに蛍光グリーン。
シックでカッコ良いですね。
Wilsonの2017年はブラックメインでサイドにそのラケットのイメージカラーを設置するデザインで統一するのかな・・・?
先日記事にしたプロスタッフ97Sと同様にフレームの手触りが非常に気持ち良いです。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
304g | 98平方inc | 27inc | 21mm | 16×19 | 325mm |
前作と大きな変更はなさそうな数字です。
あとは今回から搭載された振動除去テクノロジーCOUNTERVAIL(CV)による変化がどれ位のものかというところです。
ファーストインプレッション
特異なスペックではないので、重量感、振り抜き共に想定内の範囲。際立った特徴は感じませんでした。
ショートラリー程度のゆったりスイングではラケットのしなり、ねじれを生かせず硬い板で打っているような感覚がありました。
ストローク
しっかり振ることで『しなりとねじれ』を感じることができます。
一度ラケットでボールを噛んで、そこからボールをコントロールできるので意図した場所へ落としやすいと感じました。
ものすごくスピンがかかるというわけではないのですが、ボールを自分のものにしてから飛ばせるので、安心感が生まれるのだと思います。
この手のラケットはスイートスポットを外すと全くボールが飛ばないというイメージを持っていたのですが、このBLADEはそこまでシビアではなく、ある程度アシストしてくれます。
COUNTERVAILによる振動吸収の恩恵かもしれませんね。
先日試した2017年プロスタッフと比べると扱い易いように感じました。私は。
ボレー
ボレーもインパクト時に『カチッ』とボールを噛む感覚があり、綺麗にアンダースピンのかかった球を打つことができます。
反発系のラケットでボールを弾きすぎコントロールが困難という方には良いかもしれません。
ストローク同様若干スイートスポットを外してもアシストがあり、不快な振動も抑えられている為、それほど難しく感じません。
サービス
バランスが325mmということで若干バランスがヘッド寄りにある為か、今使っている黄金スペックより振り抜きが良い気がします。
サービスに関しても噛む感触が安心感を生んでくれ、自信を持ってコースを狙うことが可能です。
スライス、スピン共にきれいな弾道で飛んでいく感じ。特にスピンに関しては黄金スペックの方が癖のある弾道の高い弾む球が打てる気がします。(私の技量では)
インプレ動画
まとめ
- 不快な振動がほぼなく打球感が良い
- ボールを噛みコントロールがし易い
私的には上記の感想です。
自分からしっかりスイングしてボールコントロールをするプレーヤーに向いているでしょう。
ただプロスタッフ程難しくなく、敷居としてはそれほど高くない印象を受けました。
完成度の高いラケットだと思うので、興味のある方は是非お試し下さい。
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追記
スピンに特化したBLADE98Sを打ちました。
詳細なインプレはこちらです。
【新作】BLADE98 2019 V7のインプレはこちらです
進化したBLADE98 V7 の詳細インプレをまとめました。