#BLADERの覚醒 をキャッチフレーズに注目されていた新型ブレードがついに発売されました。
ブレードシリーズはもともとしなりを重視した、「打球感とコントロール性に定評があるモデル」でトッププロを始め、私たちアマチュアプレーヤーにも人気の高いラケットです。
そんな注目モデルの新型を打つことができたので、感想の詳細をレポートしていきたいと思います。
今回打ったのは、「ストリングパターン16×19」のオーソドックスモデルです。
ラケットコンセプトとラインナップ
新型ブレードのコンセプトや、ラインナップ、搭載されたテクノロジーについての詳細は、以下の記事にまとめています。
詳しく知りたい方は是非確認してみて下さい。
デザイン
賛否両論あるデザインですが、私個人的にはカッコ良いと思います。
「エラスティック・ペイント」と呼ばれるコーティングになりましたが、「ベルベット・ペイント」同様シットリ感があり、良い触り心地です。
それとグリップエンドの「Wilson」マークがブラックになっていました。
スペック
16×19モデルのスペックは以下の通りです。
BLADE98 16×19 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 21mm均一 | 16×19 | 320mm |
ファーストインプレッション
前作よりバランスは手元に寄りになっているものの、ヘッドの重さはしっかり感じられました。
ウォーミングアップのショートラリーでグリッと回転をかけた時の打球感が、これまでのしなり系ラケットに比べ柔らかく、結構飛んでくれる点が印象的でした。
難易度が少し下がって扱いやすそうです。
ストローク
厚く捕らえた時の「しなり感」「柔らかさ」は継承されています。
スイートスポットを外した時のアシストが増しているのか、ちょっと根元に当たってしまった時にも意外に飛んでくれて助けられました。
前作との大きな違いは、
擦るスイングでもボールの乗りが感じられ、バウンド後に弾む活きの良いボール
が打てるところです。
Bladeに限らず、フレームが薄くしなるラケットって、回転をかけようと薄い当たりをしてしまうと途端に推進力のないひ弱いボールになってしまうことが多かったのですが、このラケットは違いました。
「FEEL FLEX」と呼ばれる新たなカーボンの編み方らしいんですが、かなり違いが感じられます。
縦スイングに関しては、CLASH98よりも打ちやすく感じました。
私は結構ムーンボールを混ぜながら展開をするので、この打球感はかなり好きです。
ただ守備面ではちょっと難しさが感じられました。
薄ラケにしてはラケットアシスト強めだとは思いますが、
- 深いボールのとっさの処理
- 走らされた時のスライス(特にバック)
のような場面でパワー不足を感じました。
先手を取って攻めるテニスをする方(目指す方)にはとても良いラケットだと思います。
ボレー
ボレーでも打球感の柔らかさが感じられます。
柔らかいけど、反発が強いわけではないので、運ぶ意識がないと深めにコントロールできませんでした。
相手の強めな突き球をボレーした際でも面が暴れずに「スパン」と爽快なボールを飛ばすことができました。
面安定性が高いのだと思います。
ボレーに関しても他の薄ラケよりハードルの低い扱いやすさを感じました。
サービス
「FEEL FLEX」効果はサービスでも実感できました。
これまでの薄ラケに比べ、スピンサービスの「引っ掛かり」というか「乗り」が良く、非常に回転がかけやすいんです。
おかげで弾道が上がり、跳ねるサービスを打つことができます。
もちろん薄ラケの特徴である、「コントロール性の良さ」も継承されていて、狙った場所へ再現性高く打つことができたと思います。
さらに、ラケット重量の恩恵か、ヘッドの走りが良く、スピードも出ている感覚でした。
ラケット評価チャート
バランスの良さを強く感じました。
BLADEシリーズ ラケットフィーリングインタビュー
BLADEシリーズを打ったテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
しっかり、がっつり打ち込んでみて、
アグレッシブに攻撃的テニスをする人
の頼れる武器になるラケットだと感じました。
「FEEL FLEX」の恩恵で扱いやすくなり、薄ラケのハードルが下がったラケットだと思います。
興味があったら是非試してみて下さい。
新型ブレード、他スペックの感想はこちらです。