テニスを快適にプレーする上で、ラケットと同じくらい重要な「ストリング」
みなさんラケット同様自分に合うものを選んで使われていると思いますが、難しいのが「賞味期限」問題。
ストリングは張ってから徐々に徐々に緩みが生じてきてしまいます。
なので、緩みが早いと打球感がボヨンボヨンになり、
- 「パフォーマンスが出し切れない」
- 「気持ち良く打てない」
という問題が生じてきます。
最近はポリストリングを使う人が多いので、耐久性(切れる問題)よりもテンション維持性(緩む問題)がキーになってきます。
最初の打球感がいくら良くても、すぐに伸びてしまって張り替えをするのはコスパが悪くてきついものがあります。
我々一般週末プレーヤーにとってコスパは重要ですからね。
というわけで、今回は使用経験のあるポリストリングの中から、「実測結果」と「体感的な打球感の変化」をブレンドして厳選した、「テンション維持性の高いポリストリング(コスパ良好なストリング)」を5つご紹介したいと思います。
【ソリンコ】ハイパーG
ここ数年で人気が爆発した、鮮やかなグリーンが特徴のハイパーG。
テンション維持性を測定した結果を見てみると・・・
徐々に緩んでいますが、緩やかな緩み方という結果でした。
ハイパーGは、ちょっと硬めのパリッとした打球感で、スピン性の高さが特徴なんですが、この性能もしっかり維持してくれるので、賞味期限が長く感じられます。
ハイパーGの総合評価はこちらです。
インプレや耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
【YONEX】ポリツアーストライク
ストリングの反発力維持性能を重視したのが、ポリツアーストライクです。
「反発力の維持」とは、ハードヒットを繰り返してもストリングの反発力が低下しにくくなっているということ。
シャポバロフ選手や大坂なおみ選手も使用しているストリングです。
プロの場合は、試合の中で反発性を維持させてコントロールを安定させ、我々一般人には賞味期限の長さとして恩恵があります。
ポリツアーストライクの総合評価はこちらです。
インプレや耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
【ルキシロン】4Gソフト
錦織選手も使用していた、「柔らかい打球感」が特徴のストリング。
緩み具合を見てみると、
数値的に緩み方が緩やかです。
もとが柔らかいので、すぐにボヨンボヨンしてしまうのではないかという不安もありましたが、良い方に裏切られました。
2週間ぶりの練習で使用しても打球感の劣化をあまり感じなかったのが印象に残っています。
4Gソフトの総合評価はこちらです。
インプレや耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
【YONEX】ポリツアーファイア
ポリとは思えないほどの鋭い反発性能を持っているストリング、ポリツアーファイア 。
シャープな打球感が気持ち良く、個人的に結構好みです。
では、テンションの緩み方を見てみましょう。
寒い時期の計測結果なので、最初から緩いのですが、、、
シャープな打球感が続いてくれます。
- 反発性
- テンション維持性
を重視するプレーヤーにおすすめです。
ポリツアーファイアの総合評価はこちら
インプレや耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
ポリツアーレブ
最後は2020年に新登場したポリツアーレブ。
ポリツアーシリーズ初の「8角」断面形状を採用し、スピン性に優れたストリングになっています。
テンション維持性をみてみると・・
この結果!
ちょっとすごくないですか?ポリでこの維持性。
実は、「ポリツアーファイア 」と共通点があって、「SIF製法」で作られているという点。
SIF製法とは、ストリング内部に潤滑性の高いシリコーンオイルを浸透させる技術です。
「ストリングの動きを良くしてスピン性能を上げる」ことがメーカーのページで説明されていますが、テンション維持性にも寄与しているんじゃないかと推測できます。
ポリツアーレブは、
- スピン性
- テンション維持性
を重視するプレーヤーにおすすめです。
ポリツアーレブの総合評価はこちらです。
インプレや耐久性・テンション維持性の詳細はこちらをどうぞ。
まとめ
以上、テンション維持性が高いポリストリングでした。
なんか結果的にYONEXが多くなってしまいましたが、忖度はございませんw
以下の「インプレ一覧」にある通り、ストリングのメジャー所は大体試したので、1つの参考情報として読んでいただけたら幸いです。